
シェムリアップ旅行では、ホテルの朝食だけでなく、街中のローカル食堂やカフェで朝ごはんを楽しむのもおすすめです。いつもとは違う場所で朝食をとることで、カンボジアならではの食文化に触れられるのも旅の楽しみの一つです。
また、アンコールワットの朝日鑑賞へ行く日は、ホテルの朝食時間と観光スケジュールが合わないこともあります。この記事では、カンボジアの朝食事情をはじめ、シェムリアップ旅行での朝食の選択肢や、朝日観光の日に朝食をどうするかについて紹介します。
この記事では以下の3点について解説しています。
カンボジアでよく食べられている朝食
カンボジアでは、朝早くから営業するローカル食堂や屋台が多く、外で朝食をとる人の姿もよく見られます。ご飯や麺を使った料理など、朝からしっかり食べられるメニューが多いのも特徴です。
ここでは、カンボジアで朝食としてよく食べられている代表的な料理を紹介します。
バーイサイッチュルーク(បាយសាច់ជ្រូក)
バーイサイッチュルーク(បាយសាច់ជ្រូក)は、ご飯の上に焼いた豚肉をのせた料理です。「バーイ」はご飯、「サイッチュルーク」は豚肉を意味します。
お店によって味付けや調理方法は異なり、豚肉を炭火で香ばしく焼いているお店もあります。漬物やスープなどが一緒に提供されることも多く、シンプルながら食べ応えのある料理です。
朝食として人気があり、午前中の早い時間に売り切れてしまうお店もあるため、気になるお店には早めに訪れるとよいでしょう。

クイティウ(គុយទាវ)
クイティウ(គុយទាវ)は、米から作られた麺を使った、カンボジアで定番の麺料理です。
あっさりとしたスープに米麺を入れ、豚肉や牛肉、魚介類、野菜などをトッピングするのが一般的。お店によってスープの味や具材が異なるため、食べ比べを楽しむのもおすすめです。
卓上に置かれたライムや唐辛子、調味料などを加えて、自分好みの味に調整して食べることもできます。

ボーボー(បបរ)
ボーボー(បបរ)は、お米をやわらかく煮込んだ、カンボジアのお粥です。
豚肉や鶏肉、魚などの具材が入っているものが多く、ネギや香草などをトッピングして食べます。お店や地域によって具材や味付けが異なるのも特徴です。
温かくやさしい味わいで、朝からあまり重いものを食べたくないときにもおすすめ。カンボジア旅行中に少し胃を休めたいときにも食べやすい朝ごはんです。

【写真左】肉や魚の旨味が加わったスープで具材とお米を煮込んだ「雑炊」のようなボーボー
【写真右】シンプルな白粥に干し魚や塩漬け卵などを添えて食べる「បបរស(ボーボー・ソー)」
シェムリアップのおすすめ朝食スポット
シェムリアップには、カンボジアの定番朝ごはんを楽しめるローカル食堂から、ゆっくりと朝の時間を過ごせるカフェまで、さまざまな朝食スポットがあります。
ホテルの朝食も便利ですが、滞在中に一度は街へ出て朝ごはんを楽しんでみるのもおすすめ。ここでは、シェムリアップで朝食におすすめのお店を、ローカル食堂やカフェなどに分けて紹介します。

中級クラス以上のホテルでは、朝食がビュッフェ形式になっていることも多く、好きなものを自由に選べるのが魅力です。
ただ、長期滞在では毎日似たようなメニューが続き、少し飽きてしまうことも。そのようなときは、ホテルの朝食をスキップして、街のお店へ食べに出かけてみてはいかがでしょうか。
ローカル食堂でカンボジアの朝ごはん
せっかくカンボジアを旅行するなら、ローカル食堂で現地の朝ごはんを味わってみるのもおすすめです。シェムリアップには朝早くから営業している食堂も多く、地元の人たちに混ざって気軽に朝食を楽しめます。
ここでは、シェムリアップのおすすめローカル食堂を紹介します。

どのお店も早朝から営業しており、ご飯やスープが売り切れたら閉店となります。(10時くらいになると閉店しているかもしれません)
Jae Oun Restaurant
シェムリアップ中心部のタプール通りにある、ローカルな朝ごはんを楽しみたい方におすすめの食堂です。朝の時間帯には多くの地元の人が訪れ、カンボジアらしい雰囲気の中で食事を楽しめます。
おすすめは、カンボジアの定番朝ごはん「バーイサイッチュルーク」。香ばしく焼いた豚肉とご飯の組み合わせはシンプルながら食べ応えがあり、朝からしっかり食べたい方にもぴったりです。
観光客向けのレストランとはひと味違う、地元の日常に触れながら朝食を楽しめるのも魅力です。

Jae Oun Restaurant
支払い:現金(クレジットカード不可)
※英語メニューあり
クイティウ ピウピウ(ហាងគុយទាវ ឆ្ងាញ់ ពាវ ពាវ)
シェムリアップで「クイティウ」を食べたい方におすすめのローカル食堂です。朝から地元の人たちが訪れ、カンボジアの定番朝ごはんを楽しめます。
観光客向けのレストランとは異なるローカルな雰囲気を味わえるので、シェムリアップ滞在中にカンボジアの日常を体験してみたい方にもおすすめです

店名の通りクイティウが看板メニューです。こちらのお店は観光客向けではないので、英語はほぼ通じませんでした(店員さんによってちがうかもしれません)。簡単なクメール語を覚えていくと便利かと思います。

クイティウ ピウピウ(ហាងគុយទាវ ឆ្ងាញ់ ពាវ ពាវ)
支払い:現金(クレジットカード不可)
※Googleマップにはクメール語表記のみ
※英語メニューなし
Bokuchan食堂
カンボジア人の旦那さんと日本人の奥さんが家族で経営している食堂です。日本語で注文できるので、クメール語や英語での注文が不安な方でも安心して利用できます。
こちらでは、カンボジアの定番朝ごはんであるバーイサイッチュルークやクイティウを楽しめます。ローカルな朝食を食べてみたいけれど、言葉の面で少し不安という方にもおすすめのお店です。


シェムリアップの中心部からは少し離れていますが、トゥクトゥクなどを利用すればアクセスできます。場所を説明するのが少し難しいため、Grabで行き先を指定するのがおすすめです。
※GoogleマップやGrabでは【Bokuchan Restaurant】で検索できます。
Bokuchan食堂
支払い:現金(クレジットカード不可)
※日本語・英語可能
おしゃれなカフェでゆっくり朝食
シェムリアップには、おしゃれな雰囲気のカフェが多く、朝から営業しているお店もあります。観光へ出かける前にコーヒーを飲みながらゆっくり過ごしたり、少し遅めの朝食を楽しんだりするのもおすすめです。
ここでは、朝食メニューが充実しているシェムリアップのおすすめカフェを紹介します。
Sister Srey Cafe
Sister Srey Cafeは、シェムリアップ川沿いにある人気のカフェです。オールドマーケットからも近く、街歩きや観光の前に立ち寄りやすい場所にあります。
朝食メニューも充実しており、トーストや卵料理、スムージーボウルなど、カフェらしいメニューを楽しめるのが魅力。コーヒーなどのドリンクと一緒に、ゆっくり朝食を楽しみたい方におすすめです。
店内は明るく開放的な雰囲気で、ローカル食堂とはまた違ったシェムリアップの朝を過ごせます。

オールドマーケットのすぐ近くなので、食事の後にそのままお買い物に行くこともできますね!

Sister Srey Cafe
営業時間:7:00~18:00(毎日営業)
支払い:現金(クレジットカード不可)
Brother Bong Cafe
Brother Bong Cafeは、シェムリアップ中心部にある人気のカフェです。観光客でも利用しやすいカジュアルな雰囲気で、朝食からランチまで幅広いメニューを楽しめます。
朝食には、卵料理やトーストなどの定番メニューをはじめ、ボリュームのあるプレートメニューも充実。コーヒーやフルーツジュースなどのドリンクと一緒に、ゆっくり朝食を楽しめます。
比較的リーズナブルな価格で朝食を楽しめるので、カフェでしっかり朝ごはんを食べてから観光へ出かけたい方にもおすすめです。

Brother Bong Cafe
営業時間:7:00~17:00(毎日営業)
支払い:現金(クレジットカード不可)
おすすめのカフェは
こちらをチェック
ホテルビュッフェをビジター利用
宿泊しているホテルやゲストハウスに朝食が付いていない場合は、別のホテルの朝食ビュッフェをビジターとして利用する方法もあります。シェムリアップには、宿泊者以外でも料金を支払えば朝食を利用できるホテルがあります。
「朝食ビュッフェのビジター利用」を明確な料金プランとして案内しているホテルは多くありませんが、問い合わせると利用できる場合があります。ここでは、私たちが実際にビジターとして朝食を利用したホテルを紹介します。料金や利用条件などの最新情報は、各ホテルへ直接ご確認ください。
Hari Residence & Spa
ホテルの上層階に朝食会場あり、大きな窓からシェムリアップの街並みを眺めながら朝食を楽しめます。
ビュッフェには、パンやサラダ、フルーツ、ベーコン、ソーセージなどのウエスタンメニューから、野菜炒めやチャーハンなどのアジア料理まで幅広く並びます。
さらに、その場でオムレツなどを作ってもらえるエッグスタンドや、クイティウなどを注文できるヌードルスタンドもあります。好きな料理を少しずつ楽しめるので、朝からしっかり食べたい方にもおすすめです。

朝日観光の日は朝食をどうする?
アンコールワットの朝日鑑賞へ行く日は、早朝にホテルを出発するため、いつも通りホテルで朝食をとるのが難しくなります。朝日鑑賞後にそのまま遺跡巡りを続けるのか、一度ホテルへ戻るのかによっても、朝食をとるタイミングは変わります。
ここでは、アンコールワットの朝日観光の日に朝食をとる方法をいくつか紹介します。

朝日観光の詳細は
こちらをチェック
ホテルへ戻って朝食を食べる
プライベートツアーを利用する場合は、朝日鑑賞後に一度ホテルへ戻り、朝食をとってから再び遺跡観光へ出発する方法があります。自分たちのペースでスケジュールを組めるプライベートツアーならではの選択肢です。
シェムリアップ中心部からアンコールワットまでは片道20分程度かかるため、ホテルへ戻るとその分移動時間が増えてしまいます。時間に余裕は必要ですが、ホテルでゆっくり朝食を楽しみたい方にはおすすめです。
なお、決められた行程で移動するグループツアーでは、基本的に朝食のためにホテルへ戻ることはできません。

こんな方にオススメ!
- ホテルで朝食をしっかり取りたい
- プライベートツアーを利用し、時間に余裕がある
デメリット
- グループツアーでは、朝食のためにホテルへ戻ることができない
- 遺跡エリアとホテルを往復するため、移動に時間がかかる
ホテルの朝食ボックスを利用する
朝食付きのホテルでは、早朝に出発する宿泊者向けに「朝食ボックス」を用意してくれることがあります。事前にホテルへ依頼しておけば、出発時に受け取って持っていけるので、朝日鑑賞後にそのまま遺跡巡りを続けたい場合に便利です。
内容はホテルによって異なりますが、パンやフルーツなどの軽食が中心。ホテルへ戻る必要がないため、観光の時間を有効に使えるのが大きなメリットです。
なお、朝食ボックスのサービスがあるかどうかはホテルによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

遺跡観光中に朝食をとる場合は、食べる場所にも注意が必要です。基本的に遺跡内での飲食は禁止されています。
遺跡エリアのレストランを利用する場合は、お店の許可を得たうえで食べるようにしましょう。「ドリンクを注文するので、持参した朝食を食べてもいいですか?」と確認すると良いでしょう。

こんな方にオススメ!
- 観光の時間を有効に活用したい
- 朝食の内容にはそれほどこだわらない
デメリット
- ホテルで食べる朝食と比べると、内容がシンプル
- ホテルによっては朝食ボックスに対応していない
遺跡エリアのレストランで食事をする
遺跡エリアにはいくつかのレストランがあり、朝日鑑賞後にそのまま朝食をとることもできます。シェムリアップ中心部まで一度戻る必要がないため、移動時間を減らして効率よく観光できるのがメリットです。
グループツアーでは、朝日鑑賞後に立ち寄るレストランがあらかじめ行程に組み込まれていることもあります。ただし、遺跡エリアのお店は市街地と比べて価格が高めです。特にグループツアーで指定されたレストランでは、自分でお店を選べないため、価格や料理の内容に物足りなさを感じることもあるでしょう。

こんな方にオススメ!
- 朝日鑑賞後、そのまま遺跡巡りを続けたい
- ホテルへ戻る時間を省きたい
デメリット
- 市街地のお店と比べて価格が高めで、満足度はあまり高くない
- グループツアーでは、利用するレストランを自分で選べない
シェムリアップ旅行の朝食ガイド|まとめ
シェムリアップでは、ホテルの朝食だけでなく、ローカル食堂やカフェ、ホテルビュッフェなど、さまざまなスタイルで朝食を楽しめます。滞在中に街へ出て、カンボジアならではの朝ごはんを味わってみるのもおすすめです。
また、アンコールワットの朝日観光へ行く日は、通常とは朝食の時間が異なります。ホテルへ戻る、朝食ボックスを利用する、遺跡エリアのレストランで食べるなど、観光スケジュールに合わせて自分に合った方法を選んでみてください。





















クイティウは、ホテルの朝食ビュッフェにあるヌードルスタンドでも作ってもらえることが多いですよ。