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Cambodia e-Arrivalの登録方法|カンボジアの入国手続きがオンライン化

2024年より、カンボジアの入国手続きのオンライン化が始まりました!

従来は機内等で渡される「入国カード」に手書きで記入する形でしたが、今後は「Cambodia e-Arrival」として、専用アプリまたは専用サイトからオンラインで申請する形となります。

現在は試験運用期間のため、従来の紙媒体も併用可能ですが、2025年1月1日からはオンラインでの手続きに1本化される予定です。

CN編集部

こちらの記事では、Cambodia e-Arrivalの登録方法についてくわしくご紹介していきます! ぜひ渡航前にチェックしてくださいね

2024年12月31日まで試験運用期間を延長

当初、Cambodia e-Arrival(CeA)の本運用は2024年7月1日に開始予定でしたが、同年12月31日まで試験運用期間を延長する旨がカンボジア内務省より発表されました。

試験運用期間中は、従来の紙媒体での入国手続き等が併用可能です。2025年1月1日以降の入国はCeAに統一される予定になっています。

更新された情報
2024年12月31日まで試験運用期間
2025年1月1日よりCeAに一本化予定

*上記は2024年7月18日にカンボジア内務省より発表された内容に基づいています

カンボジアの入国手続きがオンライン化

従来は紙媒体で行われていたカンボジアの入国管理・税関・検疫に関する手続きが、今後オンラインでの手続きに移行します

2024年1月1日よりシェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)で試験運用が開始され、2024年2月19日からはプノンペン国際空港(PNH)での試験運用も開始。いずれも試験運用の期間は2024年12月31日までの予定で、試験運用期間中は従来の紙媒体も併用可能となっています。

紙媒体の入国管理カード
従来の紙媒体の入国管理カード

2024年1月1日
シェムリアップ・アンコール国際空港で試験運用開始

2024年2月19日
プノンペン国際空港で試験運用開始

2025年1月1日
すべての手続きが「Cambodia e-Arrival」に1本化

CN編集部

2025年1月1日以降は、カンボジアに入国する際、事前に「Cambodia e-Arrival」で申請を済ませておく必要があります

Cambodia e-Arrivalの手続き方法

ここからは具体的に「Cambodia e-Arrival」の登録方法をご紹介していきます。

今回はアプリ版に沿って解説していきますが、Web版での手続きも基本的な流れは同じです。

CN編集部

英語で入力が必要になりますが、難しい質問は無いので心配しなくても大丈夫です! 一つずつていねいに解説していきます

Cambodia e-Arrival
手続きのおおまかな流れ

専用アプリまたはWebサイトにアクセス

「Cambodia e-Arrival」の手続きは、専用アプリまたは専用サイトから行うことができます。どちらから手続きを進めても大きな違いはありません。

公式の「Cambodia e-Arrival」の申請に費用はかかりません。有料の代行サイトなどと間違えないようにご注意ください!

Cambodia e-Arrival
「Cambodia e-Arrival」アプリ版
Cambodia e-Arrival

Cambodia e-Arrival

General Department of Immigration無料posted withアプリーチ

公式サイトは https://www.arrival.gov.kh/からアクセスできます。

画面の右上から日本語に切り替えることもできますが(アプリも言語切り替え可能)、翻訳に不自然な箇所があるので、英語の方がわかりやすいかもしれません。以降の解説も英語版で進めていきます。

Cambodia e-Arrival
「Cambodia e-Arrival」Webサイト版

新規プロフィールを登録

専用サイトにアクセス、またはアプリをダウンロードできたら、まずプロフィールの登録を行います

登録は、カンボジア人用と外国人用で分かれています。個人で登録する場合には、そのうち「Individual(個人)」を選択してください

Cambodia e-Arrival

次にパスポートをスキャンする画面が表示されます。顔写真ページ下部のコードをスキャンすると必要項目が自動入力される仕組みです。

ただし、自動入力がうまくいかないケースもあるので、その場合は「Manual(マニュアル)」をタップして手作業で各項目を入力してください。

Cambodia e-Arrival

プロフィールとして、下記の項目を入力する必要があります。

いくつかの項目は、パスポートをスキャンすると自動入力されますが、空欄の箇所は自分で打ち込みます。前ページで「Manual」を選択した場合は、すべて自分で打ち込んでください。

Cambodia e-Arrival
英語での職業記入例

会社員 OFFICE CLERK/OFFICE WORKER
地方公務員 LOCAL GOVERNMENT OFFICIAL
農業従事者 FARMER
個人経営者 PROPRIETOR
看護師 NURSE
技師 ENGINEER
教師/講師 TEACHER
学生 STUDENT
主婦/主夫 HOUSEWIFE/HOUSEHUSBAND
無職 NONE

Cambodia e-Arrival
Klook.com

入国・税関・検疫の情報を登録

プロフィールの登録が終わったら、次に「入国管理・税関・検疫」に関する情報を登録していきます。この手続きは、入国予定日の7日前から行うことができます。

Step 1【アライバルビザについて】

ビザの情報について入力していきます。「VOA (Visa-on-Arrival/アライバルビザ)」の申請の有無についての質問です。

Cambodia e-Arrival

オンラインまたは大使館ですでにビザを取得済みの方は「No」を選択してください。

カンボジア入国時にアライバルビザを申請する方は、ここで「Yes」を選択してください。さらに続けて、希望するビザの種類を選択します。観光の方は「Tourist」が対象です。現地に到着したらアライバルビザの申請カウンターに並び、現金30USDを支払います。

アライバルビザの支払いはUSドルでの現金のみとなっています。到着前に必要な金額を手元に準備しておいてください。

ビザ申請についてはコチラ

Step 2【カンボジア滞在の日程】

2つ目の画面でカンボジア滞在の日程を入力します。

カンボジアに入国する日付と、カンボジアから出国する日付をそれぞれ入力してください。

Step 3【旅行形態】

3つ目のステップでは旅行形態について入力します。

入国目的の欄は、観光の方は「Sightseeing」と入力すれば大丈夫です。入国手段は空路ならば「AIR」、陸路なら「LAND」、海路なら「SEA」をそれぞれ選択します。

上記で空路を選択した場合は、航空便の種類や航空会社名、便名も入力してください。便名などは予約確認表やeチケットなどで確認できます。

Step 4【滞在先について】

カンボジアでの滞在先を入力します。

宿泊予定のホテルやゲストハウスの住所を準備しておきましょう。住所は予約サイトやGoogleマップで確認できます。

CN編集部

この項目は入力必須なので、宿泊先の予約が終わっていない方も暫定で宿泊予定先の情報を登録しておきましょう

Cambodia e-Arrival

Step 5【出発地と到着地】

出発した都市とカンボジアの次の到着都市について入力します。

都市名で検索できるようになっているので、例えば羽田空港から出発したのであれば「Tokyo」と入力して選択してください。

カンボジアの次の到着については、そのまま日本(例:羽田空港)に戻る予定であれば上記と同じく「Tokyo」と入力すればOKです。

他の国を周遊する予定のある方は、その都市名を入力します。

Cambodia e-Arrival

Step 6【健康情報】

ここでは、ご自身の健康状況について入力します。それぞれの項目を確認の上、特に該当する症状がなければ「None」を選択してください。

また、その次に「過去14日以内に滞在していた国・地域」を入力します。

カンボジア入国前に他の国に滞在していなければ、ご自身の居住国(例:Japan)を選べばOKです。

Cambodia e-Arrival

Step 7【税関申告】

次に税関に関する申告をします。

特に申告するものがなければ、どちらの質問も「No」を選択してください。最後に同意確認のチェックボックスを選択します。

申告が必要なものの項目については、同じ画面に説明が記載されています。

Cambodia e-Arrival

Step 8【規約への同意】

最後に入国に関する規約への同意が求められます。

ページ最下部のチェックボックスを選択して、「Submit」と表示された青いボタンをタップすれば申請完了です。

Cambodia e-Arrival
CN編集部

お疲れさまでした!
これでアプリor専用サイトでの手続きはひとまず完了です

QRコードの画面をダウンロードまたは印刷

最後に下記のようなQRコードの画面を保存しておきましょう。印刷して入国時に提示する形でも構いません。

Cambodia e-Arrival

カンボジア入国審査時にQRコードを提示

カンボジアに到着したら入国管理(イミグレーション)のカウンターに並びます

アライバルビザを取得する予定の方は、先にビザカウンターに並んでビザを取得してください。すでにオンライン等でビザを取得済みの方は、そのまま入国管理のカウンターに進んで問題ありません。

シェムリアップ・アンコール国際空港の場合、エスカレーターを降りて右手側がビザ発給カウンター、左手側が入国管理カウンターとなっています

2025年1月1日以降は、「Cambodia e-Arrival」に1本化され、従来の紙の入国カードは利用できなくなります

空港に設置されているタブレットを使用して、到着後に手続きをすることも可能ですが、並ぶ可能性もあるので、出発前に手続きを済ませておく方がオススメです

CN編集部

実際に「Cambodia e-Arrival」を使って入国した際、QRコード自体はイミグレで使用しませんでした。ただし念のため、提示を求められた際にすぐに出せるように準備だけはしておきましょう

申請中にエラーが発生した場合

2024年にCambodia e-Arrivalの運用が始まってから、Cambodia Noteにいくつか手続きに関する問い合わせやDMをいただきました。

個別の不具合については、こちらで対応することが難しいので、申請中のエラーに関してはぜひ公式に直接メール等で問い合わせてみてください

ただし、現状でいくつか実例を見てみると、下記の対応で申請中のエラーを解決された方が多いようです。

  • アプリではなくWebサイトからの申請に切り替えた
  • 日本語表記ではなく、英語表記に切り替えた
  • パスポートをスキャンせずに、手打ちで情報を入力した
CN編集部

もしも申請でうまくいかない場合には、上記の対応を試してみてください

スムーズに入力作業が進めば、数分で申請は完了しますが、まれにエラーが発生することもあるので、Cambodia e-Arrivalの手続きは出発前に余裕をもって済ませておくのがおすすめです!

「Cambodia e-Arrival」まとめ

2024年から運用が開始した「Cambodia e-Arrival」についてご紹介していきました! 従来は紙の書類で行われた各種手続きがオンラインで行えるようになります。

新しく導入されるシステムなので、戸惑う方もいるかもしれませんが、実際に2024年3月に使ってみた際はスムーズに利用することができました

今後、さらなるイミグレの時間短縮に繋がると良いですね!

CN編集部

タイミングによって若干の変更が生じる可能性もゼロではありませんが、今後利用される方の参考にしていただければと思います!

この記事の掲載内容は、2024年7月18日に更新をしました。運用時期や内容が今後変更になる可能性もあるため、ご自身でも最新の情報を確認なさってください