
カンボジアを観光で訪れる場合、日本人であってもビザの取得が必要です。
しかし、「カンボジアの観光ビザはどうやって取得するの?」「eビザとアライバルビザはどちらがいい?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、カンボジア観光ビザの種類や料金、滞在期間、取得方法、注意点を2026年最新情報としてわかりやすく解説します。
さらに、入国前に必要な手続きであるCambodia e-Arrivalについても概要を紹介。
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カンボジア観光ビザとは?日本人は必要?
カンボジアに観光目的で入国する場合、日本人であってもビザの取得が必要です。
カンボジアの観光ビザは一般的に30日間の滞在が可能で、短期の旅行や遺跡観光を目的とした滞在に利用されます。以前は子どもがビザ不要とされるケースもありましたが、2016年以降は大人だけでなく11歳以下の子どもも観光ビザの取得が必要になりました。
そのため、家族旅行でカンボジアを訪れる場合には、子どもを含めて全員分のビザを準備しておく必要があります。観光ビザはオンラインで申請できるeビザや、空港で取得できるアライバルビザなど複数の方法で取得することが可能です。
カンボジア入国ビザの種類
日本人がカンボジアに入国する場合には、ビザ(査証)が必要です。ここでは主なビザの種類について解説します。
観光ビザ or 一般ビザ
カンボジアに入国するためのビザは、大きく分けて2種類あります。
カンボジアのビザにはいくつかの種類がありますが、観光目的で入国する場合は「観光ビザ(Tourist Visa)」を取得するのが一般的です。観光ビザはアンコール遺跡観光や短期旅行などを目的とした滞在に利用され、通常は30日間の滞在が可能です。
一方、カンボジアには「一般ビザ(Ordinary Visa)」という種類もあり、こちらは長期滞在や就労などを目的とする場合に利用されます。一般ビザは入国後に延長して長期間滞在できるのが特徴で、移住者やビジネス目的の渡航者が利用するケースが多いビザです。
- 観光ビザ(Visa T)Tourist Visa
観光客用のビザで、最長30日間の滞在が可能
*基本的にこのページでは【シングル】の通常観光ビザについてご紹介 - 一般ビザ(Visa E)Ordinary Visa
カンボジアに1ヶ月以上滞在する長期滞在者、就業者などが対象のビザ
このほかにもいくつかビザの種類がありますが、今回の記事では「観光ビザ」の場合に限定して解説していきます。
オンラインで取得する観光ビザのことも「e-VISA」と呼ぶことがありますが、上記の一般ビザとは別物です。名前がややこしいので気をつけましょう!
シングル or マルチプル
カンボジアの観光ビザは大きく【シングル】と【マルチプル】の2つに分けられます。
- シングル Single Visa
1回のみ入国できるビザのことで、通常カンボジアで「観光ビザ」と言えばこちらの【シングル】ビザのことを指します。 - マルチプル Multiple Visa
対象期間内なら何度でも出入国が可能なビザのことです。ただし、1回あたりの滞在可能日数は30日までと定められています(*1回限りで30日延長可能→最大で60日滞在可能)。
たとえば、1年間(もしくは2年間・3年間)で何度かカンボジアに短期滞在する予定のある方は、訪問回数によっては【マルチプル】の方がお得かもしれません。ただし、あくまで「観光用」のビザなので就労はできない点に留意してください。

一般的な観光で滞在期間が30日以内であれば、通常の観光ビザ(シングル)を選んでください
カンボジア観光ビザの料金と滞在期間
カンボジアのビザについて、種類・料金・滞在期間を分かりやすく表にまとめました!
観光ビザは通常30日間の滞在が可能で、1回のみ1か月(30日)の延長をすることができます。延長手続きはシェムリアップやプノンペンの旅行会社などで代行してもらうことが可能です。
また、観光ビザの料金はeビザ(オンライン申請)でもアライバルビザでも同じで、取得方法によって大きな違いはありません。旅行のスタイルや手続きのしやすさに合わせて、取得方法を選ぶとよいでしょう。
| ビザの種類 | 主な目的 | 滞在期間 | 延長 | 料金 | 取得方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| 観光ビザ (Tourist Visa / T) | 観光・短期旅行 | 30日 | 1回のみ (30日延長可能) | 30ドル | eビザ / アライバルビザ |
| 一般ビザ (Ordinary Visa / E) | 長期滞在・就労など | 30日 | 延長可能 | 35ドル | eビザ / アライバルビザ |
カンボジア観光ビザの取得方法(eビザ・アライバルビザ)
カンボジアの観光ビザを取得するには、以下の3つの方法があります。
上記のうち、おすすめは「❶ 事前にオンラインで取得する方法」または「❷到着後に取得する方法」です。どちらでも結果的には同じですが、オンラインで取得するのが一番手間が少ないと思います。
カンボジア大使館または領事館での取得を希望する場合は、直接大使館のホームページで確認してみてください。ただし、通常の観光ビザの取得であれば、わざわざ大使館まで行く必要は無いかと思います。
▼在大阪カンボジア王国名誉領事館 ホームページ
https://www.cambodia-osaka.com/

「在日本国カンボジア王国大使館」のホームページは、英語とクメール語表記のみのため、大阪の領事館のホームページの方がわかりやすいかと思います
オンラインで事前に取得する方法[e-Visa]
まず、オンラインで事前に取得するビザについてご紹介します。
「空港で手続きするのが少し不安」「少しでも時間を節約したい」という方には、事前にオンラインで観光ビザを取得する方法がおすすめ!
カンボジア王国外務省公式のe-VISA申請サイトにアクセスします。日本語表記に切り替えることも可能です。
画面指示に従って進み、必要事項やファイル(顔写真とパスポート)のアップロードを行います。項目はすべて半角英字で入力してください。
入力情報の確認ページのあとに、支払い画面に切り替わります。クレジットカードのみ対応です。観光ビザ代は1人あたり$30です。決済完了後にメールが届きます。
3営業日以内にメールに添付する形でビザが届きます。申請内容に誤りがないかチェックして、問題なければ印刷してください。予備として2部印刷しておきましょう。ビザ部分を切り取って、パスポートの空白ページに自分で貼り付けておくこともできます。
印刷せずにスマートフォンやタブレットの画面でPDFを提示するだけでOKだったというケースもありましたが、公式ルールでは「印刷して持参する」ことが明記されています。入国審査官によって対応が異なる可能性があるため、可能な限り印刷しておくことをお勧めします。[2025年10月時点]


入力画面の「個人情報」の「訪問時の住所」については、宿泊先の住所を入力しておけば大丈夫です。未定の場合には、仮でどこかのホテルの住所を入力しておきましょう。
空港で取得する方法 [アライバルビザ]
続いて、「アライバルビザ」についてご紹介していきます。アライバルビザとは、空港到着後に現地で取得するビザのことです。プノンペン空港・シェムリアップ空港などで取得することができます。
陸路で入国する場合には、手続きに時間がかかる可能性があるので、事前にオンラインで取得しておく方がスムーズです。
今回はシェムリアップの空港でアライバルビザを取得する流れをご説明します(*プノンペン空港でもほぼ同じです)。
カンボジアの国際空港では、2024年9月からすべての入国手続きがオンライン化されました。従来は紙の入国カードに手書きで記入していましたが、2024年9月1日からは「Cambodia e-Arrival(CeA)」という専用アプリまたはサイトからの事前申請のみとなっています。


アライバルビザの手続きに関しては、2024年9月前後で色々とシステムが変更されています。急に運用方法が変更される可能性もあるので、最新情報にご注意ください!
ビザ発給カウンターに並びます。事前に「Cambodia e-Arrival(CeA)」で入国前の手続きを済ませておきましょう。到着カウンターに備え付けられているタブレットを利用して申請することもできます。
順番が回ってきたら、カウンターでパスポートを係員に渡してください。CeAで発行されるQRコード画面の提示を求められることがあります。
カウンターから少し離れた場所でしばらく待ちます。自分の名前が呼ばれたら、パスポートを受け取ります。アプリ・Webサイトで決済ができていなかった方は、カウンターで直接支払ってください。
*2024年9月からは電子決済にも対応予定(国際空港のみ)
観光ビザはパスポートに貼り付けられています。記載されている情報に誤りが無いかチェックして、問題なければ完了!入国管理のカウンターへ進みましょう。

カンボジアでは2025年より「V-pass」制度が導入され、入国手続きがデジタル化されました。従来のパスポートへのスタンプやビザシールは廃止予定で、入国後はV-pass登録完了の確認メールが届きます。これは滞在中のビザ証明となるため、出国まで大切に保管しておきましょう。
*Cambodia e-Arrivalで登録を済ませておけば、自動的に「V-pass」にも登録されるので、特段の手続きは必要ありません。
カンボジア入国前に必要な手続き(Cambodia e-Arrival)
カンボジアに入国する際には、ビザとは別に「Cambodia e-Arrival(電子入国カード)」の登録が必要になる場合があります。
これは従来、飛行機内などで紙に記入していた入国カードや税関申告書をオンライン化した仕組みで、事前にスマートフォンやパソコンから登録しておくことで、入国手続きをスムーズに進めることができます。登録では、パスポート情報や滞在先、フライト情報などを入力します。
なお、Cambodia e-Arrivalの詳しい登録方法や注意点については、別記事で詳しく解説していますので、初めて利用する方はそちらもあわせて確認してみてください。
カンボジア観光ビザ申請の注意点
基本的には、カンボジアのビザ申請は特に難しいことはなく、誰でも簡単にできますが、余計なトラブルに巻き込まれないために、下記の点にご注意ください!
オンラインで申請する際
オンラインでカンボジアのビザを申請する際、代行サイト(非正規)にご注意ください!
正規サイト以外からビザを申請すると、高額な手数料を上乗せされる可能性があります。さらに悪質なサイトの場合はビザの発行すら行わない場合があるので、注意が必要です。

実際に、代行サイトであることに気づかず利用してしまった方が、正規のビザ代の2倍以上も支払うことになってしまいました(残念ながら返金対応はしてもらえなかったそうです)
必ずアクセス先のURL(特にドメイン)を確認して、正規サイトから申請を行うようにしてください。ビザに限らず、オンラインでCeAやアンコールパスを申請する際にも同様の注意が必要です。
陸路でアライバルビザを取得する際
バスなどを使って陸路で国境越えをする際も少しだけ注意が必要です。
事前にオンラインでビザを取得済みの方は問題ありませんが、アライバルビザを現地で取得予定の方は、代行業者に頼むと手数料を上乗せされることがあります。
具体的には、バス会社のスタッフが代理申請するケースです。乗客が個々に申請すると時間がかかってしまうので、バス会社が乗客全員のパスポートを預かって、代理でまとめて申請してくることがたまにあります(バス会社によって対応が異なります)。

代理で申請してもらう以上、ある程度の手数料が上乗せされるのはやむを得ないことなのですが、まれに相場よりも高めの手数料を上乗せされるケースもあります。
少しでも余計なトラブルの可能性を避けたい方は、多少手間でも事前にオンラインでビザを取得しておくのがオススメです。
【結論】一番おすすめのカンボジア観光ビザ取得方法
カンボジアに入国する際に必要なビザ取得の方法をご紹介しました!
結論としては、【オンラインで渡航前に申請してしまう方法】が一番おすすめです。
電子ビザ(オンラインで取得するビザ)の料金が2025年1月1日から値下げされたことを踏まえると、わざわざ現地空港でアライバルビザを取得するメリットはほぼ無くなりました。事前にオンラインでビザを取得しておけば、現地で並ぶ時間を短縮することができます。
手続き自体は簡単なので、個人旅行の方も安心です!どうしても心配という方は、日本の旅行代理店に相談してみると良いと思います。
カンボジア旅行に関するビザ以外の手続きや準備については、下記の記事でまとめていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。


















これからカンボジア旅行を予定している方が安心して準備できるよう、観光ビザの基本情報をまとめました!