カンボジアの世界遺産アンコール・ワットは、その壮大な景観と神秘的な雰囲気で、多くの旅行者を魅了しています。せっかく訪れるなら、最高の瞬間を写真に収めたいですよね！
そこで、今回の記事では、 アンコールワットの厳選撮影スポットをご紹介！
超定番の人気スポットから、意外と知られていない穴場まで、美しい写真を撮るためのおすすめの構図や時間帯も解説します。カンボジア旅行らしい写真を収めて、特別な思い出を残しましょう！
アンコールワットのおすすめ撮影スポット
今回の記事では、具体例を交えておすすめのフォトスポットをご紹介！
大まかな位置は下記の地図でぜひ確認をしてみてください！各写真に記載されている番号と、地図の位置が対応しています。
アンコール・ワットの観光情報全般については、下記の記事でまとめています。
今回ご紹介している撮影スポット以外にも見所がもちろんたくさんあるので、ぜひ併せてご覧ください！
環濠前
アンコール・ワットに到着したら、まずは中に進んでいく前に環濠の前で立ち止まってみましょう。
正面から少しだけ左右にズレると、遠くにアンコール・ワットの特徴的な尖塔が見えます。石畳の参道と浮き橋の間あたりに、ちょうど良い木陰があるので、その下辺りで撮るのがおすすめです。
遠くに見える尖塔のシルエットが美しいですね！朝日鑑賞の時間帯も、ここから見ると意外と綺麗ですよ
西塔門
環濠を越えたら、最初に通るのが西塔門です。気づかずに素通りしてしまいがちですが、西塔門にはおすすめスポットがたくさん！
特に午後におすすめなのが、西塔門の北側のスポット。
等間隔に並んだ柱の影が美しく、ロマンチックな雰囲気が漂います。実はウエディングフォトの撮影場所としても人気で、夕方には列ができて順番待ちになっていることもあるほど。
また、アンコール遺跡独特のスタイルである「格子窓」で写真を撮るのもおすすめ！ 柱の間から差し込む光をうまく利用して撮ってみてくださいね。
上記のほかに、西塔門の壁面には保存状態の良いデヴァター像（女神像）がたくさん残っているので、それらと一緒に撮るのも良いですね！
西参道
西塔門をくぐり抜けたら、西参道エリアです。この辺りは、写真撮影にぴったりなスポットがたくさん詰まっています。
まずは西参道から少し南側に移動して撮ってみましょう。❸や❹の辺りは特に人気の撮影スポットで、よく地元の方々が集まっています。青い空と緑の芝生のコントラストも美しいです。
参道自体は人が多いので、ゆっくり撮影するのが少し難しいのですが、参道脇のテラスなどはタイミングが合えばベストショットを狙えます。
経蔵
うっかり見落としがちなスポットが「経蔵」です。西参道の両脇にある建造物で、北と南に1つずつ建っています。どちらからでも似たような写真が撮れますが、個人的には「北経蔵」がおすすめ！
経蔵の入り口の柱をうまく利用すると、おしゃれな写真が撮れます！ここからだと朝日も見やすくて良いですよ。
また、経蔵の中から撮ると味のある一枚が残せます。窓枠をフレームのようにして、尖塔を背景に写してみてください。
聖池前
アンコール・ワットの西側には大きな聖池が南北にそれぞれ1つずつあり、ここも超定番の撮影スポットになっています。
南側の聖池前には台が設置されているので、写真が撮りやすいです。天気が良く凪いだ日には、水面に反射する「逆さアンコールワット」も一緒に収めることができます。
第一回廊
本堂の中に入ったら、まずは第一回廊でも写真を撮ってみましょう。まっすぐ続く長い回廊と壁面に刻まれた壮大なレリーフがとても神秘的な空間です。
少し離れた場所から撮ってみるのもオススメ！ 森を背景に遺跡の中に佇む構図も味がありますね。
第一回廊の東面には見事な「乳海攪拌」のレリーフが描かれています。
「乳海攪拌」のモチーフは、カンボジアの遺跡の至る所に描かれていますが、アンコール・ワットのレリーフは数ある中でも特に秀逸！
第二回廊
第一回廊と比べると装飾が少ないので、ついつい素通りしがちなポイントですが、実は内側にはユニークなデヴァター像がたくさん描かれています。
窓枠を利用して内側に立つと、まるで1枚の絵画のような構図になります。ここは結構オススメの撮影スポットです！
第二回廊の北西角には、バリエーション豊かなデヴァターたちが勢揃い！ それぞれ衣装や髪型が微妙に異なっていて、とても見応えのあるスポットです。
ぜひ「クメールの女神たち」と一緒に記念写真を撮ってみてください！
十字回廊
第一回廊と第二回廊の間にある十字回廊は吹き抜けのようになっていて、アンコール・ワットの壮大さが感じられるスポットです。かつては4つの池に水が溜められており、沐浴場として使われていたと言われています。
ぜひ当時の景色を想像しながら中央に立ってみてください。腰掛けて撮るのもおすすめです。
十字回廊の西側にも保存状態の良いデヴァター像がたくさん残っています。同じポーズをしてデヴァターたちと一緒に撮るのもおもしろいですね！
東側（裏側）
ひと通り観光し終わったら、ぜひアンコール・ワットの裏側である東側にも足を運んでみましょう。正面側とはまたちがった表情を楽しむことができます。
東側は正面に比べると人が少なめなので、撮影としても最適！ 森の中に埋もれたアンコール・ワットの姿も神秘的で趣がありますね。
ぜひタイミングを見計らって、東参道の中央で撮ってみてください。このスポットは夕方も美しくておすすめです！
撮影におすすめの時間帯
アンコール・ワットの観光はどの時間帯でも楽しめますが、写真撮影をする場合は「太陽の向き」をぜひ意識してみましょう。
アンコール・ワットは、カンボジアの遺跡の中では例外的に西向きに建てられた寺院です。そのため、朝日が尖塔の後ろから昇ってくる姿を鑑賞することができます。
朝日鑑賞の際は、下のような写真を撮ることができます。朝日を背景に、シルエット風の写真に仕上がりますね。
一方で、遺跡の細かい装飾や人物をはっきり写したい場合には、午後の方が撮影に適しています。もしくは、午前中に綺麗に写真を撮るなら、東側から撮ってみるのもアリです。
また、西塔門で写真を撮るなら、夕方が一番美しい時間帯です。撮りたい写真や場所によって、オススメの撮影時間帯は異なるので、ぜひお好みで選んでみてください！
このように、時間帯によって異なる表情を見せるアンコール・ワット。朝は幻想的なシルエット、昼は彫刻の美しさ、夕方は黄金に輝く寺院を狙うのがポイントです！
現地のカメラマンに頼む方法
アンコール・ワットの入り口前や西参道の辺りには、地元のカメラマンの方がたくさん待機しています。
結構本格的なカメラで綺麗に撮ってくれますよ！ベストポジションも熟知しているので、おすすめを教えてもらうこともできます
値段は交渉によりますが「1枚1ドル」程度が相場です。購入枚数によっては多少割り引いてくれることもあります。家族や友人と一緒に撮ってもらいたい場合などは、アンコール・ワットのカメラマンに頼んでみるのもアリですね！
中には押し売りが強いカメラマンもいます。無用なトラブルを避けるために、撮影前に必ず値段と希望枚数を確認しておきましょう！
伝統衣装をレンタルして撮影
特別な記念写真を撮りたい方には、伝統衣装レンタルもおすすめです！
街中の衣装屋さんで好きな衣装を選んで着付けてもらいましょう。女性用だけでなく、男性用や子ども用もあります。詳しくはこちらの記事でご紹介しているので、ぜひ興味のある方はご覧ください。
鮮やかなカンボジア伝統衣装は、遺跡での写真映え抜群！ カンボジア旅行の特別な思い出になりますね
アンコールワットの撮影スポット｜まとめ
アンコール・ワットは、その壮大な美しさと神秘的な雰囲気で、どこを切り取っても絵になる絶景スポットばかり！
本記事では、人気定番スポットや穴場の撮影ポイント、さらに美しく撮るための構図のコツについてご紹介しました。時間帯や季節によって微妙に見え方が異なるので、ぜひその時ならではのアンコール・ワットの姿と一緒に思い出に残る一枚を撮ってみてください！
ぜひ今回の記事でご紹介した構図を参考に撮ってみてくださいね！
写真スポットを動画で確認
「どこで撮るのがベスト？」「映える構図って？」 と思う方も多いはず