今回ご紹介するのは、「Banteay Srey Butterfly Centre（通称BBC）」と呼ばれる蝶の展示センターです。ここでは数千匹の色鮮やかな蝶を間近で観察することができます！
飛んでいる蝶だけでなく、卵や幼虫、さなぎなどの成長の過程を観察することもできるので、自然学習にもピッタリ！ 大人から子どもまで、幅広い年齢層の人が楽しめる観光スポットになっています。
もくじ
Banteay Srey Butterfly Centre（BBC）ってどんな場所？
BBCは、数千匹を超える生きた蝶を展示している観光スポットです。
大きな庭園は網で囲われており、その中にはたくさんの蝶たちが飛び交っています。ここで飼育されている蝶は、すべてカンボジアの在来種です。
蝶の寿命は短いため、タイミングにもよりますが全部で30種類ほどの蝶がいるそうです。このセンターは、生きている蝶を展示する施設としては東南アジア最大規模になっています。
お客さんの入場によって得られる収入は、センターの維持費と地元の貧困緩和プロジェクトの支援に使われます。
また、BBCはカンボジア初の蝶の研究センターとして、生物多様性の研究や教育活動も行っているそうです。蝶や蛾は、環境の健全性を示すバロメーターとしても貴重な存在になっています。
Banteay Srey Butterfly Centre（BBC）までの行き方
BBCは、シェムリアップの中心地から北に約25kmの位置にあります。バンテアイ・スレイ遺跡や地雷博物館に行く途中にあるので、セットで訪問するのがオススメです！
観光客を対象にしているドライバーさんなら、BBCの位置は基本的に把握していると思います。訪問する場合には、ドライバーさんに直接確認してみてくださいね！
セットで訪問がおすすめ！
ガイド付きの庭園ツアー
BBCは間近で貴重な蝶を観察できるのが魅力！ 大きなネットで覆われた庭園の中には、蝶たちのためにたくさんの花が植えられています。
入り口でチケットを購入すると、無料でスタッフの方が庭園内をガイドしてくれます。基本的な説明は英語ですが、珍しい蝶を見つけると指でそっと教えてくれるので、言葉が苦手でも大丈夫。BBCが取り組んでいるプロジェクトや、蝶の生態系などについても説明してくれます。
庭の中には蝶がたくさん！
庭園の中に足を踏み入れると、そこはまさに蝶の楽園！ あちこちに蝶が飛んでいるので、思わず「うわー！」と感嘆の声をあげてしまいました。
人に慣れているのか、蝶の方から近くに寄ってきてくれることもあります。案内してくれるスタッフさんの指にとまる蝶も中にはいました。
花園の中で蝶がたくさん飛び交う姿はとても幻想的でした！
写真を撮るのがお好きな方は、ぜひ花の近くで数分待ってみてください。ほんのちょっと待つだけでベストショットが撮れるはずです！
ここで展示されているのは、カンボジアの在来種の蝶なので、日本では見かけないような珍しい種類もたくさんいます。蝶が好きな方にはたまらないスポットですね！
さなぎから孵る蝶を観察！
BBCでは蝶の飼育も行っており、それらの施設を見学することもできます。こうした説明も担当のBBCのスタッフの方がしてくれます。
こちらはさなぎを集めた飼育箱。さなぎから蝶に羽化するまで、蟻などの他の虫に食べられないようにこちらの箱の中で保護されています。
意外と蝶のさなぎを近くで観察する機会って少ないですよね。思っていたよりも小さくてびっくりしました！
蝶の成長を間近で学べる
別の建物では、蝶の卵を回収し、さなぎになるまで育てています。回収したばかりのさなぎを見せてもらいました。種類によって大きさや色が異なっていて、中には宝石のように光沢のあるさなぎもありました！
もちろん蝶の幼虫もこちらのセンターで飼育されています。改めて考えると、成長にしたがって姿を変えていく蝶の生態は不思議ですね！
美しい蝶の姿を鑑賞するだけでなく、BBCでは蝶の生態や環境についても学ぶことができます。
BBC バタフライ・センター｜まとめ
今回は、蝶の展示センターである「Banteay Srey Butterfly Centre」をご紹介しました！
大人から子どもまで幅広い年齢層で楽しめるスポットになっています。有名なバンテアイ・スレイ遺跡の近くなので、ちょっと休憩がてら訪れてみるのもオススメです。
遺跡観光だけじゃないカンボジアの魅力もぜひ体験してみてくださいね！
シェムリアップからバンテアイ・スレイ遺跡に向かう途中にあるので、ぜひ郊外にお出かけの際は立ち寄ってみてくださいね！