1年を通して気温の高いカンボジア。実は様々なビールが売られています。
お値段も330mlの缶ビールで 0.6USドル程度から。
レストランのハッピーアワーなら、生ビールが0.5USドルや0.75ドルで飲めるようなところもあります。
カンボジア国内で生産されているものだけでなく、近隣の東南アジア諸国のビール。欧米の輸入ビールなど、日本ではあまり見ないビールの銘柄がたくさん。
お土産にビールを買って帰るのも、ホテルで部屋飲みをするのも良いでしょう。
今回紹介するビールは
スーパーマーケットで買えます!
カンボジア産ビール
カンボジアで製造販売されているビールは以下の通りです。
- アンコール・ビール[Angkor Beer]
- カンボジア・ビール[Cambodia Beer]
- ハヌマーン・ビール[Hanuman Beer]
- ガンツベルグ[Ganzberg]
- クルド[Krud]
- アンカー・ビール[Anchor Beer]
アンコール・ビール[Angkor Beer]
定番にして王道! カンボジアのビールといえば「Angkor」です。
たいていどこのレストランにも置いてあるので、いつでも手軽に楽しむことができます。
カンボジアの暑い気候にあった軽めのピルスナー・タイプのビールです。
さっぱりした味わいと軽い喉ごしが魅力。意外と氷を入れて飲むのもおいしいので、よかったら試してみてくださいね!
「My Country, My Beer」というキャッチフレーズとともに、カンボジアで最も愛されています。
Amazonで購入できるカンボジアのビールは
Angkor Beerだけ!
カンボジア・ビール[Cambodia Beer]
「Angkor」と並ぶ、カンボジアの2大ビールのひとつ、その名も「Cambodia」です。
飲み口はアンコールビールに似ていて、優しく飲みやすいビールです。
ハヌマーン・ビール[Hanuman Beer]
ラベルがカッコいい「Hanuman」ビール!
缶の表面は、マッドの質感に加工されています。濃青と金色のデザインが高級感を醸し出していますね。
それでいて、実はお値段は他のビールに比べてちょっとだけ安め。
AngkorやCambodiaほど軽くはなく、ノドごしを味わう日本のラガー・ビールに似ています。絶妙なバランスの取れた味わいで、最近よく見かける人気のビールです。
このビールは日本でも売れそう……!
個人的には、カンボジアのビールの中ではHanumanがいちばん好きです!
ガンツベルグ[Ganzberg]
ドイツ人のビール専門家がプロデュースしたというビール「Ganzberg」。
お店で出されていることはあまりないですが、いろいろなところで広告を見かけます。
シェムリアップ市内のスーパーなどで購入することが可能です。
苦味は少なめで、クセがなく飲みやすいビールです。ビール独特の苦味が得意でない人は、ぜひこちらを試してみてくださいね。
クルド[Krud]
カンボジアのビールの中では歴史の浅い「Krud」。
ピルスナー・ビールとの記載がある通り、キレのある爽やかな喉ごしと、ホップの苦味が特徴です。東南アジアのビールらしさを残しつつも、ちょっとだけ味に癖を感じさせます。
お店で提供されているところを見たことがないので、スーパーであえて選ぶということをしないと出会えないビールです。
アンカー・ビール[Anchor Beer]
こちらは「Anchor(アンカー)」。Angkorと間違われることがありますが、別物です。
シンガポールのビールですが、カンボジアでも広く飲まれています。その中でも「Anchor White」は、2022年のモンドセレクションで銀賞を受賞しています。
ラベルには「Battambang’s Finest Rice」と記載がある通り、バッタンバン(カンボジアの都市のひとつ)のお米を使って醸造されたビールだそうです。
レストランで提供されるのは通常のAnchor Beerで、Anchor Whiteをおいている店はあまりありません。
「どんな料理にも合うように」というコンセプトで作られた、軽い薄口のビールです。
Anchorはもともとシンガポールのブランドですが、ハイネケン・カンボジア社がカンボジア国内で製造しているビールになります。
シェムリアップのレストランはこちら!
東南アジアのビール
ここで紹介するビールは、東南アジアのビールです。
いくつかのビールは、カンボジアのスーパーやレストランでも見かけることがあります。
- タイガー・ビール[Tiger Beer]
- シンハー・ビール[Singha Beer]
- ビア・ラオ[Beer Lao]
- 333[Ba Ba Ba]
一部のビールは、カンボジア国内に製造工場があります。
スーパーでは、同じ銘柄なのに値段が異なる場合がありますが、それは「カンボジア国内で製造されたビール」と「輸入物のビール」かの違いです。
輸入物の方が少し高い値段になっています。
タイガー・ビール[Tiger Beer]
シンガポールのビール「Tiger」。
口当たりが軽めながら、しっかりとした苦みと旨みがあります。
シンガポールだけでなく、東南アジア全般に広く飲まれているので、このトラのロゴマークを見たことある方は多いでしょう。
タイガービールはここから購入!
シンハー・ビール[Singha Beer]
タイのビール。
神鳥ガルーダの紋章は「王室公認」の証。タイ語では「ビアシン」と言います。
タイの辛い料理にも合う、コクのある味わいです。
以前Twitterで、「好きな東南アジアのビールは?」というアンケートを取ったところ、圧倒的人気は「シンハー」でした!
東南アジアのビールは、総じて「薄く軽い」のに対して、シンハーは濃いので日本人の舌に合うのでしょう。
シンハービールはここから購入!
ビア・ラオ[Beer Lao]
ラオスのビールです。
日本ではあまり馴染みがないですが、モンドレセレクション等世界のビール品評会で数々の賞を受賞しており、「東南アジアでいちばん旨いビール」という人も少なくありません。
そして、世界一有名なラオス製品もおそらくビアラオでしょう。
麦芽やホップなどの一般的なビールの原料に加えて、ジャスミン米が使われており、これが旨さの秘訣になっています。
ビアラオはここから購入!
333[Ba Ba Ba]
ベトナムのビール。「333」と書いて「バーバーバー」と読みます。
333はここから購入!
カンボジアのビールは当たりつき
ちなみに、カンボジアの缶ビールには、「プルタブ式」のものがあります。
このプルタブ式のビールは当たりつきになっています。
このタイプの缶ビールを飲む時は、プルタブもチェックしましょう。当たりが出れば、買ったお店で引き換えてもらえます!(手数料として500リエルが必要)
東南アジアな飲み方
キンキンに冷やしたビールをグビグビ飲むのもいいですが、少しアレンジしてみるのはいかがでしょうか。
オン・ザ・ロック
日本人の感覚だとなんだか邪道な感じがしますが、東南アジアでは、ビールに氷を入れて飲むのは一般的です。
もともとは冷蔵設備のないレストランで始まったそうですが、現在でもビールに氷をいれる習慣は残っています。
氷が融けて少し薄くなったビールは、汗をかいた後にグビグビ飲むことができます。
ペッパー・ビール
カンボジアの名産のひとつ「胡椒」。
グラスに注いだビールの上から、胡椒を少し振りかけてみましょう。胡椒のスパイシーな香りによって、刺激的な味わいになります。
酒飲みの方なら、おつまみ無しでも、これだけで満足してしまうでしょう。
ホワイトエールのような軽いビールの方が、胡椒に合ってオススメです。
こちらの記事でも胡椒を紹介!
もしくは、「生胡椒の塩漬け」をおつまみにビールを飲むのもオススメです。酒好きの人は、数粒の胡椒だけでお酒が進むでしょう。
カンボジア産の胡椒も日本で購入可能
カンボジア産の胡椒は、ビールだけでなく、もちろん料理にも使えます!
カンボジア、東南アジアのビール|まとめ
レストランで生ビールを飲むのもいいですが、好きな銘柄をスーパーで選んで飲むのも楽しいですね。
いろいろなビールを買って自分のお気に入りを見つけてみてください。
現地で飲むだけでなく、お土産にもオススメです!
海外からのお酒の持ち込みには制限があります。税関HPの免税範囲をご確認ください。
カクテルを飲むなら、こちらのお店がオススメ!
日本では購入できる場所が限られていますが、Amazonや楽天で売られているものもあります。「旅行の予定はないけど、ぜひ飲んでみたい」という方は、リンクから購入してみてください!