今回はシェムリアップからバンコクまで陸路で移動する方法をご紹介!
カンボジアとタイは隣国であるため、飛行機だけでなくバス等の陸路でも国境を越えることができます。
「ちょっとハードルが高そう」と不安な方もいるかもしれませんが、実は意外と簡単!
陸路での移動は、こんな方に特にオススメです。検討中の方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
シェムリアップからバンコクへの移動方法
シェムリアップからバンコクへの主な移動方法は、空路と陸路の2つです。
ケースバイケースではありますが、一般的に下記のようなメリット・デメリットがあります。
空路(飛行機)の場合
飛行機が最も速く移動できる方法です。
たとえば、シェムリアップとバンコク間のフライトなら約1時間15分で到着できます。空港までの移動時間や出入国にかかる時間を含めて考えても、最もスムーズな移動方法です。
航空券代はタイミング等によって変動しますが、シェムリアップとバンコク間のフライトなら片道の航空券で1万円前後〜入手可能です。予算よりも移動時間の短縮を優先させたい方におすすめの方法と言えます。
空路を利用する方は
コチラもチェック!
陸路(バス等)の場合
カンボジアとタイは隣国同士であるため、陸路での移動も可能です。多くの旅行者が利用する定番は、ポイペト(カンボジア)とアランヤプラテート(タイ)間の国境を越えるルートです。
シェムリアップからバンコクへ向かう旅程だと、片道8〜10時間ほどかかります(国境での入国手続きの時間や道路状況によって前後します)。チケット価格はバス会社によって大きく異なりますが、15〜40ドル程度です。
費用は空路よりもかなり安く済みますが、移動時間が大幅に増えるため、スケジュールに余裕のある方向けの移動方法と言えます。
「せっかくなら陸路で国境を越える経験がしてみたい!」という方にオススメの方法です
アランヤプラテートと首都バンコクの間の移動については、バスやタクシーなどの移動手段に加えて鉄道も選択可能です。シェムリアップとポイペト間のルートは、バスや車での移動手段しかありません。
タイ入国後に鉄道を利用する場合は、国境を抜けた後にアランヤプラテート駅までタクシーかトゥクトゥクで向かう必要があります。バス等で移動するよりも時間がかかるので、スケジュールにかなり余裕がある方向けの移動手段です。
アランヤプラテート発→バンコク行き
- 所要時間:約6時間
- 料金:48バーツ
- 1日2本運行(7:05発/14:00発)
*時刻は変更になる可能性があります
バスチケットの購入方法
カンボジアとタイの間の移動方法について前述しましたが、ここからは「シェムリアップからバンコクへバスで向かう」ケースに沿って、具体的にお伝えしていきます
まずは、バスチケットを購入する方法についてです。
主に、現地の旅行会社で直接購入する方法と、オンラインで購入する方法の2つあります。
ひとまずポイペトまでの移動手段を手配して、国境を越えた後にタイ側で改めて移動手段を確保する方法もありますが、基本的に最終目的地(例:バンコク)までセットで手配してしまった方が楽です。
現地旅行会社で購入する方法
シェムリアップの街中にある旅行会社で直接バンコク行きのバスチケットを購入することができます。
長距離バスなどを扱っている所は、外に看板を出していることが多いです。タイ以外にも、ベトナム行きのチケットもあります。
実際2024年3月にシヴォタ通りにある旅行会社で「シェムリアップ発バンコク着」の片道チケットを一人当たり15ドルで購入しました。他の場所でも値段を確認しましたが、ここが一番安かったです
よほどの混雑期でなければ、移動の前日であっても購入可能です。ただし、出国日が決まっているなら早めに入手しておいた方が安心ですね。
オンライン予約サイトで購入する方法
バスのチケットはオンラインで事前に購入することもできます。
シェムリアップとバンコク間のチケットを取り扱っている会社はいくつかありますが、主な予約サイトは下記の通りです。
12Go.asia
タイに本社を置くシンガポールを拠点とする旅行代理店で、主に東南アジアの飛行機や列車、バス、フェリーなどのチケットを取り扱っています。
Webサイト https://12go.asia/en
Camboticket
その名の通り、カンボジアを中心とした旅行会社で、バス・タクシー・フェリーなどのチケットを取り扱っています。カンボジア国内の移動チケットも購入可能です。
Webサイト https://camboticket.com/
Giant Ibis
カンボジアで人気のあるバス会社の一つです。料金はやや高めですが、サービスが充実していて利用者からの高い評価を集めています。車内にWi-Fiとトイレが備え付けられていて、座席が広いのがポイント!
Webサイト https://giantibis.com/
カンボジアから出国する航空券を持っていない場合、カンボジア入国時にイミグレーションで「出国の手段について」確認される可能性があります。もしくは、片道の航空券でカンボジアに向かう場合、出発地の空港でチェックインを止められることもあります(過去に実際にありました)。
カンボジアから隣国へ陸路で移動するケースは珍しくないので、きちんと説明ができれば問題ありませんが、心配な方は事前にオンラインで国際バスのチケットを確保しておくことをオススメします。
カンボジアから出国する手段について尋ねられたときに、チケットを提示できるように準備しておきましょう。
陸路での国境越え【体験レポート】
ここからは実際に2024年3月にシェムリアップからバンコクに向かった際の様子をご紹介します。利用するバス会社によって多少の違いはありますが、おおまかな流れは同じなので参考にしてみてください。
ルートと停車地について
今回利用したのは、シェムリアップからポイペトの国境を経由して、バンコクに向かうルートです。
まず、シェムリアップを出発した後に国境の街ポイペトに向かいます。今回のおおまかな移動スケジュールは下記の通りです。
07:40 トゥクトゥクで市内ピックアップ
08:00 バス(ミニバン)乗車場所から出発
09:30 途中でトイレ&食事休憩
11:30 ポイペトに到着、カンボジア出国&タイ入国
13:00 アランヤプラテートから出発
15:00 途中でトイレ&食事休憩
17:30 バンコク市内に到着
今回の場合、途中休憩はカンボジア側とタイ側でそれぞれ1回ずつでした。国境にもトイレがあったので、全体として休憩は3回ありました。
「途中でトイレが必要だったら停まるよ」とのことだったので、必要な場合には早めにドライバーさんに声をかけましょう
バンコク市内の停車地は、利用する会社によって異なります。カオサン付近に到着するケースもあるので、気になる方は事前に確認しておきましょう
バンコク到着時にインターネットが使えると便利。
タイ入国後にSIMカードを購入することもできますが、カンボジアとタイの両方で使えるeSIMが一番オススメです。
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車の種類と乗車人数
今回利用したのは、下の写真のようなミニバンタイプです。国境で車は乗り換える形でしたが、どちらも基本的に同じようなタイプです。
基本的に満席の状態で運行するので、乗車人数は運転手さんも含めて10〜11名ほど。
スーツケースやバックパックなどの大きな荷物は後部座席に積む形でした。
荷物のサイズについて特に言われることはありませんでしたが、あまりにも大きすぎるスーツケースだと別料金をとられるかもしれません。
旅行会社によっては、大型のバスで運行しているケースもあります。希望がある方は、予約時に車種を確認しておきましょう!
ちょっと料金は高くなりますが、個人的には「Giant Ibis」のバスは座席が広くて好きです(今回は利用しませんでしたが)
国境での手続きについて
国境での手続きについて気になっている方も少なくないと思うので、実際の流れをご紹介しておきます!
今回はカンボジアを出国して、タイに入国するケースですが、基本的な流れは大差ありません
ポイぺトに到着したらカンボジア側のイミグレーションに向かいます。外国人用は建物の2階です(カンボジア人用は1階)
今回はバンコクまでセットのバスを申し込んだので、国境を抜けたらタイ側で待機しているスタッフと落ち合います。そのため、目印となるカードを首から下げておくようバスのスタッフに指示されました
カンボジア側のイミグレでの出国手続きに特に必要なものはありません。列に並んで、手元にパスポートを準備しておきましょう。出国手続きが終わったら、階段を下りて建物の外に出ます。
カンボジア側の建物を出たら、次はタイ側の入国管理の建物へ徒歩で向かいます。橋の中間あたりで、掲揚されている国旗が変わる箇所が「国境」です。
タイ側のイミグレーションも建物の2階にあります。案内表示板が出ているので、それに従って進めば大丈夫です。
イミグレーションに到着すると、入国カードをスタッフから手渡されます。ひとまず先に列に並んでしまい、待ち時間の間に記入するとスムーズです。手元にボールペンを準備しておきましょう!
タイ入国の手続きは混雑することが多く、このときも1時間以上列に並びました
入国手続きが終わったら、1階に下りて建物の外に出ます。
今回の場合は、すぐ近くの駐車場に待機していたスタッフと落ち合い、バスの乗車場まで案内してもらいました。
国境を抜けた後の流れは、利用しているバス会社やご自身の手配内容によって異なるので、直接スタッフ等に確認するようにしてください
はじめての陸路国境越えだと多少不安な部分もあるかもしれませんが、基本的には周囲の旅行客と同じ流れで進んでいけば問題ありません。
心配な場合は、同じバスの乗客と一緒に行動してもらいましょう
バンコクからシェムリアップの場合
この記事では「シェムリアップからバンコクへの移動」を紹介しましたが、「バンコクからシェムリアップへの移動」も同じような手順となります。
ただし、カンボジアへの入国はビザが必要になります。
バンコク側の旅行会社でバス予約をする際に、「ビザ手続きの代行費用」を含んだものを提案されることがあります。
自身でビザを手配する場合と比較して申し込みをすると良いでしょう。
- アライバルビザ(国境で支払い)30USドル
- オンラインビザ(ネット支払い)36USドル
ただし、国境でビザを購入する場合、不明な手数料(賄賂?)を請求されることもあるようです。
不要なトラブルを避けるために、陸路での入国では、事前にオンラインでビザを購入することをおすすめします。
※空路での入国では、不明な手数料を請求されることはありません。アライバル、オンラインの都合の良い方を選択するとよいでしょう。
シェムリアップからバンコクへの陸路国境越え|まとめ
今回はシェムリアップからバンコクまで陸路で移動する方法をご紹介しました!
はじめてだと多少緊張する部分もあるかもしれませんが、実際にやってみると意外と簡単です。
空路よりも移動に時間がかかりますが、費用は安く済むので、旅のスケジュールに余裕のある方はぜひ試してみてください。機会があれば陸路での国境越えを経験してみるのも楽しいと思います!
今回ご紹介したのは、カンボジアからタイに向かう場合でしたが、東南アジアの大陸部では基本的に他の国でも陸路での移動が可能です。おおまかな方法は今回ご紹介したものと同じなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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