
カンボジアといえばビールのイメージが強いですが、近年はクラフトジンも注目を集めています。
豊かな自然に育まれたハーブやスパイスを活かし、小規模な蒸留所で丁寧に造られるジンは、カンボジアならではの個性を感じられるお酒です。
ブランドごとにコンセプトや味わいが大きく異なり、飲み比べを楽しめるのも魅力のひとつ。現地のバーで味わうのはもちろん、お土産として購入する人も増えています!
カンボジアでクラフトジンが注目されている理由
カンボジアでクラフトジンが注目されている理由のひとつは、豊かな自然環境にあります。
レモングラスやカルダモン、黒胡椒などのハーブやスパイスが身近にあり、それらを活かした個性的なジン造りが可能です。こうしたボタニカルを使うことで、他の国にはない独自の香りや味わいが生まれています。
また、小規模な蒸留所が増え、こだわりのあるクラフトジンが各地で生まれている点も見逃せません。さらに、プノンペンやシェムリアップを中心にバー文化が広がり、カクテルとして楽しむ機会が増えていることも人気の背景にあります。
カンボジアのクラフトジンは、自然と文化を感じられる新しいお酒として注目されています。

Herbal Kulen|自然とハーブの個性派ジン
Herbal Kulenは、シェムリアップ郊外、ベンメリア遺跡近くのクーレン山麓で生まれたクラフトジンです。豊かな自然に囲まれた環境の中で造られており、カンボジアの風土を感じられる一本として知られています。

最大の特徴は、地元で採れるハーブやスパイスをふんだんに使用している点にあります。レモングラスやバジル、カルダモンなどが複雑に重なり合い、他にはない個性的な香りを生み出しています。原料の多くは自家農園で育てられており、栽培から蒸留まで一貫して管理されているのも魅力です。
味わいは、爽やかな柑橘のニュアンスにスパイシーさが加わり、後味にはハーブの余韻がしっかりと残ります。ジントニックやソーダ割りで香りを楽しむのはもちろん、ストレートでじっくり味わうのもおすすめです。自然の恵みを活かした、カンボジアを代表するクラフトジンのひとつです。

薬草のようなハーブの香りが特徴で、今回紹介する三本の中でも最も個性が際立つ一本です!

Seekers|都会的で洗練されたクラフトジン
Seekersは、プノンペンを拠点に展開するクラフトスピリッツブランドで、カンボジアの中でも特にモダンで洗練されたスタイルのお酒を手がけています。
ジンを中心に展開していますが、ラムやリキュールなども製造しており、幅広いラインナップを持つ点も特徴です。都市型の蒸留所で造られており、バーやレストランとの親和性が高いブランドとして知られています。

このジンは、ジュニパーベリーの風味をしっかりと感じられるクラシックな骨格を持ちながら、レモングラスや柑橘系のニュアンスをバランスよく加えているのが魅力です。カンボジア産の素材を取り入れつつも、全体としては国際的なスタンダードに近い味わいに仕上げられており、ジンに飲み慣れている人にも受け入れられやすい一本となっています。
味わいはすっきりとしていてクセが少なく、カクテルベースとして非常に使いやすいのが特徴です。ジントニックはもちろん、マティーニやネグローニなどの定番カクテルでもバランスが崩れにくく、バーで楽しむ一杯としても人気があります。
カンボジアのクラフトスピリッツを代表するブランドとして、幅広い層におすすめできる存在です。

Mawsim|スパイスと季節を感じる重厚なジン
Mawsimは、スパイスの豊かな香りと奥行きのある味わいが特徴のクラフトジンです。
ブランド名は「季節(モンスーン)」を意味し、東南アジア特有の気候や空気感を表現することをコンセプトにしています。カンボジアのクラフトジンの中でも、ひときわ個性の強い一本として知られています。

このジンには、シナモンやクローブ、カルダモンなどのスパイスが使われており、口に含んだ瞬間に広がる温かみのある香りが印象的です。柑橘系の爽やかさも感じられますが、全体としては重厚で落ち着いた味わいに仕上げられており、他のジンとは一線を画す存在です。
ジントニックのような爽やかな飲み方も楽しめますが、その個性を活かすならストレートやロック、あるいはネグローニなどのカクテルがおすすめです。しっかりとした風味と長い余韻があり、ゆっくりと時間をかけて味わいたい一本といえるでしょう。カンボジアのクラフトジンの中でも、特に印象に残るユニークな存在です。

実はMawsimは、日本人オーナーが手がけるクラフトジンで、プノンペンには蒸留所を兼ねたバーを構えています!

シェムリアップでクラフトジンを楽しめる場所
シェムリアップでは、バーで気軽に味わうことも、ボトルを購入して楽しむこともできます。旅行のスタイルに合わせて、さまざまな方法でクラフトジンを体験できるのが魅力です。
バーでクラフトジンを楽しむ
シェムリアップでは、オリジナルカクテルを提供するバーを中心に、カンボジア産のクラフトジンを楽しむことができます。
店舗によって取り扱っているお酒の種類は異なるため、特定の銘柄が目当ての場合は事前に確認しておくと安心です。メニューや棚に並べられたボトルをチェックし、お目当てのお酒があれば指定してみましょう。

カンボジアのハーブやスパイスを使ったカクテルなら「ASANA」がおすすめです!

ボトルを購入する
クラフトジンをお土産として持ち帰りたい場合は、市内のスーパーやお土産物屋をチェックしてみましょう。空港の免税店で見かけることもあるため、帰国前に購入するのも一つの方法です。
700mlのボトルのほかに、銘柄によっては200mlの小瓶が用意されている場合もあります。価格はやや割高になりますが、さまざまな種類を試したい方には小さいボトルを選ぶのもおすすめです。
カンボジアの風土を感じられる一本として、お土産にもぴったりです。
酒類の日本への持ち込みは、成人1人あたり760ml換算で3本までが免税範囲です。これを超える場合は課税対象となるため、持ち帰る本数には注意しましょう。詳細は税関の公式ページをご確認ください。
また、空港の免税店で購入した酒類は手荷物扱いとなりますが、乗り継ぎでの再度の保安検査で、液体制限の対象となる可能性があります。確実に持ち帰るためには、預け入れ荷物として梱包するのがおすすめです。
Herbal Kulen

- 700mlボトル:22.5ドル
- 230mlボトル:11.5ドル
- 100mlボトル:7.5ドル
*市内スーパーで確認。お店によって取り扱っているボトルサイズや値段が異なる可能性があります。
Seekers
Seekersはジンだけでなく、ウォッカやReady to Serve Cocktail(注ぐだけで楽しめるカクテル)なども販売しています。

以下はSeekersのお酒の一例です。
- Mekong Gold Gin(200ml):17.5ドル
- Mekong Volka(200ml):11ドル
- Lychee Martini(200ml):15.5ドル
- Long Pepper Martini(200ml):15.5ドル
*市内スーパーで確認。お店によって取り扱っている種類、サイズ、値段が異なる可能性があります。
Mawsim
Mawsimは、スパイスの個性を楽しめる「Spice & Herbs」と、爽やかな柑橘系の「Tropical Citrus」という2つのタイプがあり、好みに応じて選べるのも魅力です。

- Spice&Herbs・Tropical Citrus(500ml):各39ドル
- Spice&Herbs・Tropical Citrus(95ml):各13ドル
*アンコールクッキーで確認。お店によって取り扱っている種類、サイズ、値段が異なる可能性があります。
プノンペンにはMausimの蒸留所バーがあります(要予約)。また、公式サイトでは日本向けの通販もしているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
カンボジアのクラフトジン|まとめ
カンボジアでは、豊かな自然に育まれたハーブやスパイスを活かしたクラフトジンが、少しずつ注目を集めています。今回紹介した「Herbal Kulen」「Seekers」「Mawsim」は、それぞれに異なるコンセプトと個性を持ち、味わいや楽しみ方も大きく異なります。
現地のバーで気軽に楽しむのはもちろん、ボトルを購入して飲み比べてみるのもおすすめです。カンボジアならではの風土を感じられるクラフトジンは、旅の思い出としても印象に残るはずです。ぜひ自分に合った一本を見つけてみてください。


























この記事で紹介するブランドは以下の3つです。それぞれの特徴や味わいの違いを知り、自分に合った一本を見つけてみてください!