日本からの直行便が就航していないカンボジアに行くには、近隣国での乗り継ぎが必要になります。
その中でもシンガポールのチャンギ国際空港は、海外旅行初心者の方も安心して乗り継ぎをすることができ、とても利用しやすい空港の一つです。日本の空港に負けないくらい清潔で、設備も充実しています!
今回の記事では、世界の空港ランキングでも毎年上位に入るチャンギ国際空港の乗り継ぎ方法を解説します。
シンガポール経由で行くシェムリアップ
日本からシェムリアップへの直行便はありませんが、【日本−シンガポール】、【シンガポール−シェムリアップ】は運行しています。
その中でも、同一航空会社で日本からシェムリアップまで行けるのは、シンガポール航空だけです。
シンガポール航空はサービスが充実していて、世界の航空会社ランキングでも上位に選ばれています。
海外でネットワーク接続するときに圧倒的におススメなのは、TRAVeSIM(トラべシム)です!
カンボジアだけでなく、タイ、ベトナム、シンガポールなどの近隣国でも利用できるため、東南アジア周遊旅行や乗り継ぎのときにも使用できます。
今すぐココから申し込み!
「ASIAプラン」なら、たったの1980円!
日本からシンガポール
シンガポール航空の日本発着便は、以下の6空港から就航しています。
また、ANAやJALの日系航空会社、Scoot、ZipAirなどのLCCも就航しているので、シンガポールまでは、さまざまな選択肢があります。
シンガポールからシェムリアップ
シンガポールからシェムリアップへは、以前はLCCも含めて複数の便が運行していましたが、現在は1日1往復、シンガポール航空のみが運行しています。(2024年9月)
2024年10月24日のダイヤ改正では、シェムリアップ便が増便され、1日2往復になります。
シンガポール[SIN]発 → シェムリアップ[SAI]着
SQ164 SIN 08:40 → SAI 09:45 毎日
SQ166 SIN 14:30 → SAI 15:45 毎日
シェムリアップ[SAI]発 → シンガポール[SIN]着
SQ163 SAI 10:40 → SIN 14:15 毎日
SQ165 SAI 16:40 → SIN 20:05 毎日
また2024年11月9日からは、エアアジア(Air Asia Cambodia)によるシンガポール線が就航することが決まっています。
選択肢が増えるので、シンガポール経由でのカンボジア旅行がさらに便利になりますね!
チャンギ空港での乗り継ぎ(トランジット)
ここで解説するのは、シンガポールへの入国をせずに乗り継ぐときの流れです。
複数航空会社の利用、航空券の別切り、トランジットを利用した観光などで入国をする場合は、手順が異なることがあります。
入国の必要があるかどうか不安な方は、日本国内の出発空港のチェックイン時に確認をしましょう。
チャンギ空港はターミナルが4つもあり、とても広いのですが、案内表示も分かりやすく、海外旅行初心者の方でも安心です。
乗り継ぎ便の搭乗ゲートの確認
シンガポール・チャンギ空港に到着後、シェムリアップ便の搭乗ゲートに移動します。
「Transfer」の案内に沿って進み、電光掲示板でフライトが出発するターミナルと搭乗ゲートを確認しましょう。
搭乗券にもゲート番号が記載されていますが、変更されることもあるので、必ず乗り継ぎの空港で最新情報の確認をしてください。ターミナル間の移動が必要な場合は、バス、スカイトレインなどを利用することもできます。
シンガポール航空のシェムリアップ便は、ターミナル2から出発することが多いようです。
ただし必ずターミナル2というわけではないので、ご自身でも確認をしてください。
搭乗ゲートでの保安検査
チャンギ空港での保安検査は、搭乗ゲート前で行われます。空港内のカフェやコンビニで、ドリンクを購入することは可能ですが、液体類は持ち込むことができません。
「飛行機のなかで飲もう」と思ってドリンクを購入しても、この時点で回収されてしまうので注意しましょう。保安検査後の待合ロビーには給水機があるので、空のペットボトルや水筒などがあれば、水を汲むことが可能です。
また、保安検査後の待合ロビーにはトイレがありません。検査前にトイレを済ましておきましょう。
なお、カンボジアの入国には「Cambodia e-Arrival (CeA)」の事前登録が必要です。登録が済んでいない方は、この待ち時間にしてしまいましょう!
シンガポール航空を利用する場合、スマホアプリを入れておくと便利です。
アプリからフライト予定を確認できるだけでなく、搭乗ゲートが変更になったときなどに通知がきます。
またシンガポール航空の会員プログラムであるクリスフライヤーに入会すると、機内で無制限の無料Wi-Fiの利用が可能になります。(入会は無料)
シンガポールへの入国について
下記はシンガポールへ入国するための情報です。入国をしない場合は必要ありません。
再チェックインが必要な方、もしくはトランジット時間を利用して観光する方は確認しておきましょう。
出発空港で乗り継ぎ便の搭乗券が発行されている場合は、基本的に入国の必要はありません。入国の必要があるかどうか不安な方は、日本国内の出発空港のチェックイン時に確認をしましょう。
SGアライバルカード
日本のパスポートを所持している場合は、査証(入国ビザ)は必要ありません。
ただし、電子入国カード・健康申告書(SGアライバルカード)の登録が必要です。シンガポール入国管理庁(ICA)のサイト、もしくは MyICAアプリで登録をしましょう。
登録は、シンガポール入国の3日前から可能です。登録内容は、パスポート番号、出入国日、フライト情報、健康状態など、通常の入国カードと同様です。登録情報の確認は、メールで届きます。
シンガポール入国
シンガポールの入国は、すべての渡航者が自動レーンでの審査となります。パスポートの読み取り、顔認証、指紋スキャンを自動レーンで行います。
航空便の到着状況にもよりますが、ほとんど待ち時間なしでの入国が可能です。
完全に自動化されていたため、入国手続きはひじょうにスムーズ!シンガポールを出国する際も、同様に自動化ゲートを利用するだけでした。
トランジットを利用した観光
チャンギ空港は、制限エリア内でもカフェやレストラン、免税店などが充実しており、乗り継ぎ時間も楽しむことが可能です。
しかし、乗り継ぎ便によっては、待ち時間が長くなってしまうことがあります。そんな場合には、一度シンガポールに入国してプチ観光を楽しんでみてはいかがでしょうか?
無料シンガポールツアーへの参加
チャンギ空港では、トランジット旅行者向けの無料のツアーを開催しています。以下の条件に合う場合に参加が可能です。
- チャンギ空港での乗り継ぎである(最終目的地がシンガポールでない)
- 乗り継ぎ時間が 5.5 時間以上 24 時間未満であり、フライト スケジュールがツアーのスケジュールに合っている
受付場所
制限エリア内にあるツアー・インフォメーションで受付をします。
ツアー参加者と一緒に入国をするので、受付前に入国審査の必要はありません。(SGアライバルの登録は必要)
ツアーの詳細
ツアーは4種類あり、所要時間はいずれも2時間30分です。受付時間や自身のフライト時刻によって、参加の可否が決まっています。シンガポール航空の公式サイトから、確認・予約が可能です。
予約は必須ではありませんが、それぞれのツアーごとに定員が決まっているので、どうしても参加したいツアーがあれば予約をしておくとよいでしょう。
- City Sights Tour(市内観光ツアー)
- Heritage Tour(ヘリテージツアー)
- Changi Precinct Tour(チャンギ地区ツアー)
- Jewel Walking Tour(ジュエル・ウォーキング・ツアー)
自分自身でシンガポール観光
「無料シンガポールツアー」へ参加しなくても、自分自身で観光することも可能です。
搭乗時刻の1時間半ほど前を目安に空港に戻ってくるようにしましょう(*チェックインなどの手続きがすべて終わっている場合)。
空港直結のジュエル(Jewel)に行く
空港直結の複合施設「ジュエル(Jewel)」では、屋内に巨大な滝があり、近代都市シンガポールを感じることができます。
このジュエル上層部には、「キャノピーパーク」などの有料アトラクションもあるので、興味のある方は行ってみてください。
ジュエルは、ターミナル1に近く、ターミナル2・3からは歩いて5分ほどの距離です。トランジット時間が3時間程度あれば観光が可能ですが、ショッピングや食事だけであれば、空港内と大きく変わりません。
シンガポール中心部まで移動
チャンギ空港からシンガポール中心部までの移動の目安は以下の通りです。
- タクシー:片道 約30分(*道路状況によって大きく変わります)
- MRT:片道 約1時間
往復の移動時間に加えて、再度出国審査を受ける必要があるため、トランジット時間は少なくとも5〜6時間程度は必要です。
チャンギ空港での乗り継ぎ|まとめ
シンガポール・チャンギ空港での乗り継ぎの仕方やトランジットを利用した観光の方法について解説をしました。
チャンギ空港は、空港内の案内も分かりやすく、海外旅行が初めてという方でも安心して過ごすことができます。
シェムリアップ-シンガポール便の数は多くありませんが、おすすめの路線のひとつです! ぜひタイミングが合えば利用してみてください。
今までに何度もシンガポール航空を利用しています。サービスが安定していて、対応がしっかりしている印象です。航空券は他と比較して高い傾向にありますが、その分だけ安心感がありますね。