2022年11月、シェムリアップ州に新しくオープンした Angkor Wildlife & Aquarium は、カンボジア初の水族館と動物園の複合施設です。
コンパクトな規模の水族館・動物園でありながら、珍しい魚もいるので、遺跡巡りとはちょっと違った観光をしてみたい方には、オススメの施設です。
アンコール水族館の基本情報
まずはアンコール水族までの行き方、入場料、営業時間などの基本情報を確認しましょう。
シェムリアップ市内からの行き方
アンコール水族館は、シェムリアップ中心部からはだいぶ離れた位置にあります。
そのため、タクシーやトゥクトゥクなどの移動手段が必要です。街中を出てしまうと、国道6号線をひたすらまっすぐ進むだけになります!
アンコール水族館の周辺に他の施設はないため、ドライバーとは往復で行ってもらえるように交渉する必要があります。
2024年2月からは、無料のシャトルバスの運行が始まりました!1日2便運行しているので、タイミングがあえば利用してみるのも良さそうですね。*2024年2月時点の情報です
第1便 [First Round]
出発地 | 出発時刻 |
---|---|
Ibis Style Hotel Siem Reap | 08:15 |
The Heritage Walk | 08:25 |
Angkor Enterprise | 08:40 |
第2便 [Second Round]
出発地 | 出発時刻 |
---|---|
Ibis Style Hotel Siem Reap | 12:35 |
The Heritage Walk | 12:45 |
Angkor Enterprise | 13:00 |
入場料・営業時間
料金体系は、2023年7月時点で以下の通りです。旅行者の場合だと、「大人18ドル・子ども10ドル」となっています。
カンボジアにお住まいの方は、パスポート、ワークパーミットなどの証明書を提示すれば、在住者(Resident)料金で入場することができます。
ちなみに、シェムリアップ市内の旅行会社でもチケットの購入ができます。トゥクトゥクのドライバーさんが、先にチケットの購入を勧めてくれることがあります。
街中でも水族館現地でも、どちらで購入しても料金は変わりません。
水族館と動物園の2つが楽しめる!
建物内に入ったら、まずは受付(入口右手側)に行きましょう。チケットを持っていない場合はここで購入、すでに街中で購入済みの場合はここで提示をします。
手首にQRコードのついたチケットを巻いてくれるので、これで入場ができます。水族館エリア入り口のゲートでQRコードをスキャンして進みます。
「アンコール水族館」と言っていますが、実は水族館エリアと動物園エリアに分かれます。
まずは、水族館から見学スタートです!
水族館エリア
入場してすぐ目にする大水槽は、迫力満点です!
水槽内はカンボジアの遺跡をイメージした造りになっていて、カンボジアらしい雰囲気も出ています。
メコン川やトンレサップ湖などに生息する淡水魚です。東南アジア、カンボジアの珍しい生き物についてを知ることができますね。
案内板はクメール語と英語での表記で、分かりやすく、コンパクトにまとめられています。
メコン川の水槽には、世界最大の淡水魚「メコンオオナマズ」がいます。
大きい身体だけど、ゆっくり泳いでいます。憎めない、かわいい顔ですね!
大きな水槽だけでなく、小さな水槽もあります。特に入口付近に色々な種類の生き物がかたまっているので、ぜひじっくり進んでみてくださいね。
南アメリカ、アマゾンのコーナー。アジアの魚だけではありません。
カンボジア人の学生グループも来ていました。カンボジア初の水族館なので、海の生態系についての勉強もしているのでしょうか。
魚だけでなく、ワニやイグアナ、ヘビなど水辺で暮らす生き物もいます!
水族館エリアの見どころは、トンネル型の大型水槽!
よく探してみると、水槽の端っこでサメやウツボなどが休憩していました。ちょっと可愛らしい。
水族館エリアの最後は、マングローブです。
熱帯に住む魚や、ヒトデ、ヤドカリなどの生き物を間近で観察することができます!
ニモのモデルになった、カクレクマノミもいましたよ! 小さい子たちに大人気の様子でした
動物園エリア
水族館エリアの「マングローブ」が終わると、その先は動物園エリアです。
水族館は室内のため、冷房も効いていて快適でしたが、動物園は屋外になります。動物が見れる場所には屋根や日陰がありますが、途中の移動は一部日陰のない道もあります。
また、スコール(雨)が降ると、動物園エリアの散策は難しそうなので、雨が止むまで水族館の中で過ごしましょう。
こちらは、Sun bear(マレーグマ)。クマさんも暑さのためお休み中です。
カンボジアでは、トゥクトゥクのドライバーさんだけでなく、クマさんもハンモックでお昼寝します!
元気いっぱいなのは、水の中をスイスイ泳いでいるカワウソ。潜ったり、陸を走ったり、かわいい姿が見られます。
かつては東南アジア地域に生息していたインドシナ・トラは、年々生息数が減少し、現在では絶滅危惧種に指定されています。
ここカンボジアにも野生のトラがいたそうですが、今では絶滅状態。アンコール水族館では、2頭のメスのインドシナ・トラが飼育されています。
動物たちへの「エサやり」もやっています。時間に合わせて、見学するといいですね。
カフェ・レストラン
動物園エリアの最後には、カフェ・レストラン、ギフトショップ、そしてキレイな芝生の公園スペースなどがあります。
暑い日は、ココナッツ・ジュースを飲んだり、アイスを食べて、休憩をしましょう! 飲み物は観光地価格でだいぶ高め(500mlの水が1ドル)でしたが、食事はそれほど高くありません。
まとめ|Angkor Wildlife & Aquarium
日本の水族館や動物園に比べると、小規模な施設になり、ゆっくり見てまわっても1.5〜2時間くらいです。
「遺跡観光が少し疲れたからゆるく観光したい」という方や、小さいお子様連れのご家族は、楽しめるでしょう。
一方「ガッツリ観光したい!」という方からすると、シェムリアップ市内からの1時間弱の移動を考えると、物足りないと感じてしまうかも。
水族館方面にも、いくつかの遺跡があるので、遺跡観光と組み合わせて予定を立てるのがいいかもしれません。トンレサップ湖とのセット観光もオススメです!
セット観光でおすすめなのは、【ロリュオス遺跡群】と【トンレサップ湖クルーズ】です! ぜひ参考にしてみてくださいね
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バンテアイ・スレイ遺跡の近くには、バタフライ・センターがあります。生き物に興味がある方は合わせてチェック!
シェムリアップ市内からアンコール水族館までは、片道およそ50分(移動手段にもよります)。到着後、観光している間は、ドライバーに待っていてもらいましょう。1〜2時間程度で一通りまわることができます。
アンコール水族館だけをトゥクトゥクで往復した場合、15〜20ドル程度です。他の遺跡やトンレサップ湖などと合わせて、立ち寄る場合は要交渉。