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アンコール国立博物館の見どころ解説! [Angkor National Museum]

シェムリアップには、歴史的価値の高い展示品を集めたクオリティの高い博物館があることをご存知ですか? それが2007年に完成した「アンコール国立博物館」です。

街の中心部にあるためアクセスも抜群で、天候を気にすることなく観光することができます。

また、ギャラリーではアンコール王朝の歴史や信仰について分かりやすくまとめられているため、遺跡観光前後の予習や復習にもぴったり! ぜひ遺跡観光の合間に立ち寄ってみてください。

アンコール国立博物館とは?

アンコール国立博物館は、2007年に完成した大型博物館で、カンボジアの遺跡で発見された石像やレリーフなど5000点以上を保管していて、その一部を展示しています。

カンボジア国内で最大規模の博物館であり、展示されているアイテムはどれも貴重なものばかり。これほど見事なコレクションを直接目にすることができるのはアンコール国立博物館だけ!

CN編集部

ここに来れば「アンコール遺跡の全体が分かる!」と言っても過言ではないほど詳細な解説が添えられています。まさに遺跡観光の予習や復習にうってつけです

公式ホームページ
https://angkornationalmuseum.com/

アンコール国立博物館

館内では単純に展示品が並べられているだけでなく、当時の歴史や信仰について分かりやすくまとめられています。

映像や音声を用いたメディア展示もあるので、カンボジアの歴史にあまり馴染みのない方でも楽しみながら見学できそうですね。

アンコール国立博物館
CN編集部

単に歴史的価値のある「遺物」としてだけでなく、一つの芸術品としてじっくり鑑賞するのもオススメです!

アンコール国立博物館

館内のギャラリーは冷房が効いているので、日中の暑い時間帯の観光にもぴったり。

屋内なので天候を気にすることなく訪問できるのもメリットですね。特に雨の多いシーズン(雨季)は、こうした屋内施設の観光をうまく組み合わせると効率的に観光できますよ!

ほかの博物館の紹介!

アンコール国立博物館の入場料・アクセス

アンコール国立博物館は、シェムリアップ市内の中心部にあり、アクセスもひじょうに便利です。基本的に年中無休なので、いつでも気軽に訪問することができます。

博物館に到着したら、まずは入り口の左手側にあるロッカーで荷物を預けます。小さめの鞄であれば、そのまま持ち込めますが、リュックサックなど大きめの荷物は預ける必要があります。

ロッカーの前には、係員の方がいて荷物を預かってくれます。引換用にプレートを渡されるので、失くさないように気をつけてくださいね。財布やスマートフォンなどの貴重品は預けずに、自分で管理してください(小さめの巾着袋を貸してもらえます)。

アンコール国立博物館

入場料と開館時間

博物館の入場料や開館時間は下記のとおりです。

ときどきトゥクトゥクのドライバーさんが博物館に行く前に旅行会社に寄って、そこでチケットを買うように伝えてくることがありますが、金額は変わらないのでどちらで買っても大丈夫です。

施設情報
  • 開館時間
    【4~9月】8:30~18:00、【10月~3月】8:30~18:30
    *年中無休
  • 入場料
    大人(12歳以上) 12USドル、 11歳以下 6USドル、6歳以下 無料
    *オーディオガイドは1台5ドル
    *現金もしくはクレジットカード
  • 住所
    No.968, Vithei Charles de Gaulle, Khum 6, Svay Dangkum
アンコール国立博物館

ちなみに、博物館内はスマートフォンであれば撮影することが可能です(ただし、フラッシュは禁止です)。通常のカメラは持ち込めないので、荷物と同様に入り口のロッカーで預けてください。

アンコール国立博物館の見どころ!

アンコール国立博物館

アンコール国立博物館は、8つのギャラリーに分かれて展示されています。それぞれ歴史や遺跡、信仰などをテーマにしており、とても完成度の高い展示です。

それぞれじっくり鑑賞するなら全体で2時間前後はかかりそうですね。ぜひスケジュールに余裕を持って訪問してください。

テーマごとの8つのギャラリー

8つのギャラリーのテーマ
  • 特別ギャラリー
    1000 Buddha Gallery(千体の仏像)
  • ギャラリー A
    Khmer Civilization “The Origin of Khmer Empires Story”(クメール帝国の起源)
  • ギャラリーB
    Religion and Beliefs “The reflection of Khmer’s beliefs”(クメール人の宗教と信仰)
  • ギャラリーC
    Great Khmer Kings “The Great Inventors”(偉大なクメールの王たち)
  • ギャラリーD
    Angkor Wat “Heaven on Earth”(アンコール・ワット)
  • ギャラリーE
    Angkor Thom “The Pantheons of Spirit”(アンコール・トム)
  • ギャラリーF
    Story from Stone “The Evidence of the Past”(碑文石)
  • ギャラリーG
    Ancient Costume “The Fascination of Apsara”(クメール人の服飾)
アンコール国立博物館

こちらの博物館に展示されているものは、どれも貴重なものばかり。

重要文化財を保護するために、実際の遺跡にはレプリカが設置されていることがあるのですが、国立博物館には各遺跡で発見された「本物」が展示されています。

アンコール国立博物館

歴史や宗教についてくわしく学べる!

アンコール国立博物館の魅力は、遺跡観光を楽しむために役立つ知識が分かりやすくまとめられている点です。

東南アジアの歴史や宗教については、学校でもあまり詳しく習わないので馴染みのない方が多いかと思いますが、ここに来れば全体的な基礎知識からマニアックな逸話まで網羅することができます!

アンコール国立博物館
アンコール・ワット「乳海攪拌」の再現ディスプレイ
CN編集部

もしもガイドさん無しで観光する予定なら、まずはここで基礎的な理解を深めてから訪れると、さらに楽しめそうですね!

アンコール国立博物館

アンコール王朝では、時代によってヒンドゥー教や仏教が信仰されてきました。カンボジアの遺跡の建築には、そうした宗教観が大きな影響を与えています。

ぜひ時代ごとの特徴などを比較しながら鑑賞してみてくださいね。

楽しく学べる仕掛けがたくさん!

アンコール国立博物館では、単純に展示品を並べるだけでなく、分かりやすく伝えるための工夫も施されています。ところどころには、映像(日本語選択可)を用いたディスプレイもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

アンコール国立博物館

また、ギャラリーDには、アンコール・ワットを細部まで表現したジオラマが設置されています。広大なアンコール・ワットの全体構造を把握するのにぴったりです。

アンコール国立博物館
CN編集部

じっくり観察してみると、本当に細かい部分までよく再現されています!

アンコール国立博物館

碑文石が展示されているギャラリーFでは、解読された碑文を読み上げた音声が流れています。直接意味が分からなくとも、こうして遺跡の研究が日々進められているのかと思うと興味深いですね!

アンコール国立博物館

日本語の音声ガイドでさらに詳しく!

アンコール国立博物館では、音声ガイドの貸し出しを有料(5USD)でおこなっています。館内に設置された案内番号にそってスマートフォンで再生するだけなので、操作も簡単です。受け付けてチケットを購入する際に申し込んでください。

音声ガイドは日本語選択も可能になっています。館内の説明は英語またはクメール語になっているので、英語が苦手な方はぜひ音声ガイドも活用してみてくださいね!

アンコール国立博物館

アンコール国立博物館|まとめ

シェムリアップの中心部にある「アンコール国立博物館」についてご紹介しました!

どれもクオリティの高い貴重な展示品ばかりなので、機会があればぜひ足を運んでみてください。特に遺跡観光の前に訪問しておくと、より遺跡の見学が楽しめるようになると思います。

カンボジアの遺跡観光を楽しむための予備知識は、下記の記事でもご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!