初めてカンボジアを訪れる人は「どんな服装を準備したらいいの?」と悩むこともあるのではないでしょうか。
常夏のカンボジアでは基本的に夏服をイメージすればOKですが、遺跡観光の場合にはちょっと注意も必要です。
今回の記事ではシチュエーションに合わせて、カンボジア旅行の服装のポイントをお伝えしていきます!ぜひ旅行準備の参考にしてみてください。
カンボジア旅行の服装の基本ポイント
まずはカンボジアの基本情報として、気候を確認しましょう。
カンボジアには雨季と乾季があり、季節によっては「あると便利なもの」があります。
カンボジアの気候は?
東南アジアに位置するカンボジアは、熱帯モンスーン気候に属していて、雨季と乾季の2つの季節があります。雨季は6月〜10月ごろ、乾季は11月〜5月ごろです。
11月から1月にかけては最高気温がやや低めであり、雨も降らない時期であるため、一般的には観光のベストシーズンだと言われています。
雨季になると、夕方にはほぼ毎日スコール(激しい雨)が降ります。
ただし、比較的短い時間で降り止むことが多いので、長時間足止めされることはほとんどありません。雨が止んだ後は湿度が高く少し蒸した感じがすることもあります。
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服装に関しては、基本的に日本の「夏」をイメージしてもらえばOK!早朝や雨が降ったときなどは少し冷え込みますが、日中は基本的に暑いと感じることが多いです。
熱中症を避けるためにも涼しい服装がおすすめ!
遺跡観光や街歩きで外を歩くとわりと汗をかくので、風通しが良く乾きやすい素材のものが良いと思います。また、多少汚れても気にならない服の方が安心です。
体温調節がしやすい服装がおすすめ
基本的には涼しい格好でOKなのですが、飛行機の中や冷房が効いた屋内では肌寒く感じることもあります。そのため、旅行の際には体温調節がしやすい、羽織りものやパーカー、大判ストールなどを持っていくと便利です。
ちなみに、カンボジアの伝統布クロマーはいろいろな使い方ができるので、一枚あると便利!カンボジアではシルク(絹)の生産が有名ですが、シルクは軽くて肌触りがよく保温にも優れています。自分のお土産用として1枚手に入れてみてはいかがでしょうか?
コットン(綿)のクロマーも丈夫で手入れがしやすく、使いやすいのでおすすめです。
遺跡観光のときなどは首に巻いておくと日除けにもなりますし、汗を拭くのにも役立ちます。手洗いでもすぐに乾くので、カンボジア旅行に限らず1枚持っておくと便利なアイテムですよ!
熱中症対策グッズを準備
熱中症対策もお忘れなく!
遺跡観光では、場所によっては長時間直射日光が当たるということもあります。
特に日本が冬のときにカンボジアに来られる方は、温度差によって予想以上に体力を消耗します。
水だけでなく、塩分の補給も忘れずに! ほどよく休憩を挟みながら遺跡観光を楽しんでくださいね
日除け&蚊除け対策も忘れずに
熱中症対策のためにも、帽子などの日除けは必須です!
特に遺跡観光では日陰があまり無い場所もあるので、日除け対策はしっかりしていきましょう。遺跡によっては階段などの登り降りがあったり、足元が不安定な場所もあるので、日傘はあまりおすすめしません。
また、気温が高いので半袖やノースリーブを選ぶ方もいるかもしれませんが、日差しが強い時には逆に長袖の方が楽な場合もあります。状況に合わせて着脱可能な羽織ものがあると便利です。
そして、忘れてはならないのが蚊の対策!森が多いカンボジアの遺跡には蚊がたくさんいます。虫除けスプレーなどで対策をするのはもちろんのこと、場所によっては長ズボンの方が安心な場合もあります。
蚊に刺されるかどうかは個人差も大きいですが、蚊がデング熱などの病気を媒介することもあるので、できるだけ刺されないように注意してください。
以前わたしはショートパンツで森の中を歩いたら悲惨なことになりました…。蚊に刺されたところが痒くて寝付けなかったので、皆さんも気をつけてくださいね!
病気などのトラブルについてはこちら!
男女問わず日焼け止めはオススメです!
個人差もありますが、赤くなりやすい人や、ヒリヒリ痛みやすい人はあらかじめ予防しておきましょう。汗をかきやすいので、ウォータープルーフの日焼け止めの方が使いやすそうです。
男女兼用の日焼け止め!
虫除けにはこちら!
スプレー缶タイプの虫除け、日焼け止め、制汗剤は、飛行機に持ち込めないことがあるのでご注意ください!(航空会社によって異なります)
遺跡観光の服装ポイント
カンボジアの遺跡は、現地の人にとって今も神聖な場所です。
観光として訪れる場合も、現地の人々に配慮しつつ、安全に遺跡巡りを楽しみましょう!
神聖な場である遺跡に配慮した服装
服装に関しては、常識の範囲内であれば問題ないのですが、一部のエリアでは制限が設けられているので注意が必要です。
たとえば、アンコール・ワットの第3回廊は、肩や膝が出ている服装では立ち入ることができません(かなり急な階段を登るのでスカートも避けましょう)。
さらに詳しく知りたい方へ!
安全のために動きやすい服装で
足元に関しては規定はありませんが、歩きやすい靴やサンダルがおすすめです。
場所によっては、苔で足元が滑りやすくなっていたり、不安定になっている場所もあります。細いヒールがある靴は遺跡の石を傷つけてしまうこともあるので避けてください。
一方で、街歩きやホテル滞在などのときにはサンダルの方が楽なので、個人的にはスニーカーとサンダルを1足ずつ持っていくことが多いです。コンパクトなサンダルが1足あると便利ですね。
街歩き・ホテル滞在の服装ポイント
シェムリアップではドレスコードが求められるお店はほとんどありません。カジュアルな服装で利用できるお店ばかりなので、そこまで気にしなくてOK!
ただし、ちょっとお洒落なお店や高級レストランで食事をするときは、リゾートドレスのようなワンピースやボタンのついたシャツがあると良いかもしれませんね。
ちょっとしたお洒落をして旅行気分を満喫してください!
また、シェムリアップのゲストハウスやホテルにはプール付きの施設がたくさんあります。暑い時間帯に涼むのにぴったり!
水着は現地で売っている場合もありますが、種類は決して多くないので、プールを利用する予定のある人は自宅から持っていきましょう。
どれくらいの量を持っていったらいい?
旅行の荷物を準備していると、どれくらい着替えを持っていったらいいか悩むことがありますよね。日中の遺跡観光や街歩きでは汗をかくことが多いので、Tシャツなどは予備があると便利だと思います。
滞在日数によっては、現地で洗濯を頼むこともできます。ホテルやゲストハウスで引き受けてくれることもありますし、街中の洗濯屋さんを利用する方法もあります。ただし、帰国の前日などに出してもチェックアウトまでに間に合わないので、洗濯を頼む場合には日数には余裕を持ってくださいね。
Tシャツ程度なら、自分で手洗いをして済ませてしまうこともありますね。石鹸が1つあれば十分洗えます!
また、Tシャツやリゾートワンピースなどであれば、現地で購入することもできます。
いかにも「観光地のお土産!」というデザインのものではなく、お洒落で洗練されたデザインのものもあるので、旅行から帰ってきたあとも使えるものが多いです。
着替えがちょっと足りないかも……という場合には、現地で気に入った1枚を購入するのもおすすめですよ!
下記の「Made in Cambodia Market」は品質の高い商品が並んでいて、とってもおすすめ!
Instagramもあるので、気になる人はぜひ覗いてみてくださいね。かわいいワンピースや凝ったデザインのTシャツが並んでいます。
カンボジア旅行の服装|まとめ
ここまでカンボジア旅行の服装ポイントについてお伝えしてきました。
基本的には日本の夏服をイメージしていただければOKですが、遺跡観光などではいくつか注意点もあります。
快適にカンボジアで過ごすために、カンボジア旅行の際には事前にポイントを忘れずにチェックしてくださいね!
カンボジア旅行の持ち物については、下記のページでくわしく紹介しています。ぜひこちらも併せて読んでみてくださいね!