*当サイトには【PR】が含まれています

【大阪・関西万博2025】カンボジア館の見どころ・楽しみ方ガイド

大阪・関西万博2025では、世界各国の魅力が集結します。その中でも注目を集めるのが「カンボジア館」。

アンコールワットをはじめとする世界遺産やクメール文化の美しさを体感できる展示が満載。カンボジア旅行気分を味わえる仕掛けも多数用意されています。

この記事では、カンボジア館の見どころや楽しみ方、アクセス情報まで詳しく解説します。

CN編集部

私たちは6月頃に万博に行きました。そのときの様子をレポートします!

大阪・関西万博2025について

大阪・関西万博2025(EXPO 2025)は、大阪・夢洲を会場に、2025年4月13日~10月13日の184日間開催される国際博覧会です。

テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」で、「Saving Lives」「Empowering Lives」「Connecting Lives」という3つのサブテーマを掲げ、人類共通の課題解決に向けて世界の英知を集める“People’s Living Lab”として機能します

チケット購入と入場方法

ExpoID登録&チケット購入
公式サイトでメールアドレス等を登録し、ExpoIDを取得。続いて、希望日・種類の電子チケットを購入します(コンビニや旅行代理店でも引換券購入可)。

来場日時の予約
購入後、マイチケット画面で「来場日時予約」をし、入場ゲートを指定。最長3回まで変更可能です。

当日の入場
予約日時に会場へ。スマホのQRコードまたは印刷チケットで入場ゲートを通過。指定なしの引換券では、ゲート前引換所でチケット引き換え後の入場となります。

詳細は公式サイトをご確認ください。

カンボジア館へのアクセス・見どころ

カンボジア館へのアクセスや見どころを紹介します。

他の国のパビリオンも含めて、事前に予備知識があるとより一層楽しめるはずです。

カンボジア館へのアクセス

カンボジア館があるのはセービングゾーンの【S04】です。東ゲートからはほぼ真反対のいちばん遠い位置。西ゲートからは入ってすぐのいちばん近い位置になります。

大阪関西万博の地図
CN編集部

万博会場では紙の地図の配布はしていないので、事前に印刷をするか、スマホにダウンロードしておきましょう!

カンボジア館の見どころ

一部のパビリオンは事前予約が必要であったり、行列ができていたりしますが、カンボジア館は【予約不要】で、比較的行列も少なめです。

どのパビリオンに入るか迷ったら、ぜひ来てみてください!

カンボジア館

国花ロムドゥオル

パビリオンの壁面には、きれいな花模様が描かれています。

この花は「ロムドゥオル (Rumduol)」と言い、カンボジアの国花です。

黄白色の花を咲かせ、夕方から夜にかけて良い香りを放つのが特徴であり、2005年にノロドム・シハモニ国王によって国花に認定されました。

ロムドゥオル

トンレサップ湖

パビリオン内に入ると、まず初めに目にするのは「投げ網をする漁師」です。(下写真:右)

これはトンレサップ湖での風景でしょうか。

トンレサップ湖は東南アジア最大の淡水湖であり、季節によって大きさが変化します。雨季になり水量が増すと、水深は9mにも到達し、大きさは乾季の約6倍にまで拡大します。なんとこれは、琵琶湖の20倍以上の大きさです!

この湖には600種類以上の淡水魚が生息しているおり、豊かな資源はカンボジア全土で暮らす人々にとって大切な自然の恵みとなっています。

トンレサップ湖で収穫される魚などは、カンボジアの人々のタンパク質摂取量の60%を占めていると言われています。

カンボジア館入り口の展示

トンレサップ湖の観光は
こちらの記事をチェック!

アンコールワットと稲作

さらに足を進めると、アンコールワットの回廊をイメージした通路と、足元には稲穂が実っています。

CN編集部

カンボジアといえば「アンコールワット」ですよね。パビリオンに入ると、アンコールワットに来たような気分になります。

カンボジアの主要産業は農業であり、特に稲作が盛んです。メコン川やトンレサップ湖周辺の肥沃な平野で盛んに行われ、全農地の約7割が稲作に利用されています。

稲作は食料供給だけでなく、輸出産業としても重要で、農村経済や文化とも深く結びついています。近年は生産性向上のための技術導入も進んでいます。

カンボジア館内部

コー・ケー遺跡群

パビリオンのいちばん奥には、大きな遺跡の模型があります。

これは「コー・ケー遺跡群」のプラサット・トムにあるピラミッド型寺院プランです。コー・ケー遺跡群は、2023年9月にカンボジアで4番目の世界遺産に登録され、いま大注目の遺跡のひとつです。

実際の遺跡は高さ36m、7層建ての第一基壇部は1辺62メートルの正方形であり、近くで見ると存在感たっぷり!登ることもでき、最上部からの景色は圧巻です。

コー・ケー遺跡の模型

その他の展示物

パビリオン中央部には、アンコールワットのミニチュア模型が展示されています。近くで見ると、とても精巧に作られていることが分かります。

アンコールワットの模型

アンコールワット模型の上部には「スバエク」が飾られています。スバエクは、牛の皮を加工した人形を用いたカンボジアの伝統芸能です。(彫られた皮自体を「スバエク」とも呼びます)

2008年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。

スバエク

他にも仏像、工芸品、織物などなど。カンボジアのさまざまな文化が紹介されています。

カンボジアの工芸品

お土産物

パビリオンの最後は、お土産物コーナーです。シェムリアップでも有名なブランドが出店していました。

  • Artisans Angkor(アーティザンアンコール)
    カンボジアの伝統工芸の復興と若者の職業支援を目的とした工房・ブランド。シェムリアップを拠点に、彫刻や絹織物、漆工芸など高品質なハンドメイド製品を世界に発信しています。
  • Satcha(サッチャ)
    カンボジアの伝統工芸の職人育成と支援をおこなっている団体。彫刻・織物・漆工芸など6つの工房で、地元の若手職人に技術指導やビジネス教育を行い、製品販売や起業を後押ししています。
  • Smateria(スマテリア)
    廃プラスチックや余剰素材を再利用し、イタリアンデザインとクメール職人の技術を融合したバッグやアクセサリーを手作りで製造しています
  • CamCam by Joshua Chiang(カムカム)
    シェムリアップにあるアートショップで、シンガポール出身のアーティストJoshua Chiangが手掛けたユニークなイラストやデザインの商品を販売しています。カンボジアの文化を反映したアートプリントや雑貨が、観光客や地元の人々に人気です
お土産コーナー

他にもSNSで話題になっていた「生胡椒の塩漬け」が売られています。タイミングによっては売り切れることもあるようなので、手に入れたい方は午前中に行ってみると良いでしょう。

大阪・関西万博カンボジア館|まとめ

大阪・関西万博2025のカンボジア館は、アンコールワットなどの壮大な遺跡をはじめ、カンボジアの伝統文化を体験できる貴重な場所です。

工芸品や伝統的なアートの展示を通じて、カンボジアの歴史と人々の情熱を感じることができます。万博の会場で、カンボジアの魅力を深く知り、異文化の素晴らしさを再確認できることでしょう。

大阪・関西万博でのひととき、カンボジア館で特別な体験をお楽しみください。