カンボジアではUSドルが流通しているので、日本で事前に両替してくるという方も多いでしょう。
しかし、思ったよりも現地での支出が多く、手持ちのドルが少なくなり、追加で両替をしたいというこもあるのではないでしょうか。
シェムリアップ市内には、両替所は複数ありますが、その中でもレートの良い両替所と、両替の際の注意点をご紹介します。
また、「どれくらいの現金を持っていくべき?」という質問もよくいただきます。現金での支払いが必要な場所とその金額の目安も紹介しているので、参考にしてください。
シェムリアップの両替所
シェムリアップ市内には、多くの両替所がありますが、できるだけお得なレートで両替したいですよね。
「すぐに両替しないといけない!」なんていう緊急時のためにも、どのような場所で両替が可能なのかも知っているとよいでしょう。
また、こちらではレートの良いおすすめの両替所を紹介しています。
両替所は街中のどこにある?
シェムリアップの街中には、両替所は多数あります。ホテルやお土産屋さんで両替をしてくれることも多いです。
特に観光客が多いオールドマーケットやパブストリートの周辺には両替所が集まっています。
街中では、写真(下)のようにその日の両替レートを書いた看板をよく見かけます。
「今この場で絶対に両替をしないといけない!」という状況ではないなら、このような両替所はできるだけ避けるべきでしょう。ただ、少額の両替であり、急いでいる状況なら利用するのもアリだと思います。
シェムリアップのおすすめ両替所!
シェムリアップ市内での両替なら、圧倒的におすすめはこちら! パブストリートから徒歩2分の位置にある両替所です。
【右】ホイキアン エクスチェンジ(Huy Keang Exchange)
【左】アプサラ エクスチェンジ(Apsara Exchange)
隣同士に2店並んでいます。
パブストリートを抜けたところにあるセブンイレブンから、まっすぐ歩いて2分。ZANDOという洋服屋の道路を挟んで向かい側です。
この2つの両替所のレートは、ほぼ同じです。もしくはホイキアン(右)がわずかに良い。
両替レートの表示はないので、スタッフに直接尋ねて確認しましょう。こちらのお店は英語も通じます。
気になる場合は、双方のレートを聞いてから、良いレートのお店で替えるのがオススメです。
他の両替所と比べて、1万円あたりの両替額で3USドル程度違います。
3ドルあれば、ビールが2~3杯飲めてしまいますね!
(参考)
2024年7月に確認したレートでは「1万円が58.80USドル」でした。
シェムリアップで両替するときの注意点
カンボジアで両替するときは、以下のような点で注意が必要です。
- 偽札
- 数え間違い
- 破れ・汚れ
日本だと「そんなところまで気にしない」ということでも、トラブルを防ぐために、両替の際はからなず確認をしましょう。
偽札に注意
カンボジアでは、残念ながら偽札が出回っています。特に100ドル札のような高額紙幣は、注意が必要です。
そもそも街中で両替をするということは、「旅行中の現金が必要」という状況だと思います。
100ドル札は受取拒否(おつりが無い)をされることも多いため、特別な理由がなければ、1ドル札、5ドル札、10ドル札のような小額紙幣で両替をしてもらいましょう。
Klook.com数え間違いに注意!
両替をして、USドルを受け取ったら、必ず「その場」で枚数・金額の確認をしましょう。
今回紹介した両替所は、金額をごまかすような不正をする店ではありません。
しかし(悪意はなくとも)数え間違いをしていることが実際にありました。手作業で確認しているので、そういうことも起こり得ます。
自分でもしっかり確認するつもりで、受け取ったお札の確認をするようにしましょう!
枚数・金額を確認する場合は、必ず「その場」でしましょう。もし後ろに人が並んでいる場合は、少し横に避ければ大丈夫です。店を出てからや財布に入れてからだと、相手の間違いだとしても、取り合ってもらえません。
お札の汚れ・破れに注意!
カンボジアでは、お札(USドル)に汚れや破れがあると、受取拒否されます。
両替で受け取ったお札は、破れていないか、汚れていないか、書き込みがされていないかなどを確認する必要があります。
もし、汚れや破れが気になるお札があれば、変えてもらいましょう。
受け取ったお金を突き返すのは、なんとなく気が引けると感じる方もいるかもしれませんが、カンボジア人はあまり気にしていないので、遠慮の必要はありません。
まるで「使えないドル札」をババ抜きしているような状態です……。
お釣りでドル札を受け取るときも同じように、汚れていないかor破れていないかチェックしましょう!
2024年7月末に、カンボジアの国立銀行(NBC)は、古いドル紙幣をスムーズに両替するための措置を発表しました。今後、多少の汚れや破損のあるドル紙幣でも支障なく使えるようになる予定です。今後、少しずつ状況が改善していくと思われます
ちなみに、カンボジアの現地通貨である「リエル」の場合、USドルのような厳しいチェック(汚れや破損による受取拒否)はありません。
カンボジア旅行中で使い切れる金額なら、リエルを使った方が楽かもしれませんね!
カンボジア旅行にいくら現金が必要?
最近は、多くの方が海外旅行の際にクレジットカードを持っていくと思います。
シェムリアップでも、クレジットカードが使えるお店が多くなりましたが、それでも現金が必要になるという場面が少なからずあります。
「どれくらいの現金をもっていればいいですか」という質問をいただくことがあります。日程や旅のスタイルによっても変わるため、一概には言えませんが、以下の金額を参考にしてみてください。
現金で支払う必要がある場所
クレジットカードが使える場所
カンボジア旅行では、クレジットカードが圧倒的に便利! 現金は最低限だけでにして、基本的に支払いをカードで統一することで、防犯上のメリットもあります。
海外旅行保険やポイントサービスをうまく活用することで、円安のデメリットを少しでもカバーできます。
旅行者向けのデジタル決済アプリが登場!
2024年8月から、カンボジア旅行者向けの新しいデジタル決済アプリ「Bakong Touristsアプリ」が登場しました!
このアプリを使えば、スマートフォン一つで簡単にQRコード決済が可能です。クレジットカードに対応していない小さなお店やトゥクトゥクでも利用することができます。
くわしくは下記の記事でご紹介しているので、ぜひ併せてチェックしてみてください!
まとめ|シェムリアップの両替所
シェムリアップ市内での両替について紹介をしました。
こちらを参考にして、少しでもレートの良い両替所を利用してくださいね。
また、カンボジアの通貨についての解説は以下の記事も参考にしてください。
ただし、このような看板を出している両替所の多くは、お土産物屋の一角にあり、正直レートが良くありません。