アンコール・ワットを観光するツアーの中でも特に人気があるのは「朝日鑑賞」のツアーです。
「アンコール・ワットの朝日を見れば、寿命が10年伸びる」とも言われています。
そんな朝日鑑賞をしてみたいけど、「何時にホテルを出発すればいいの?」「ツアーに参加した方がいいの?」という不安もあるはず。
Klook.comアンコールワットの朝日鑑賞が人気の理由
アンコール・ワットは西向きに建てられた寺院です。そのため、中央祠堂の後ろから昇ってくる朝日を拝むことができるのです。
多くのカンボジアの遺跡は「東が正面」となるように建てられていますが、アンコールワットは例外的に「西が正面」となっています。その理由は諸説ありますが、一説には「王の墳墓であるから、死を象徴する西を正面とした」と言われています。
特に春分の日と秋分の日は、ちょうど中央塔の真後ろから朝日が昇るタイミングであり、一年の中でも特に貴重な日です。
聖地に映った「逆さアンコール・ワット」の写真を収めようと、多くの人が日の出前からベストスポットを探して集まってきます!
アンコールワットの朝日鑑賞をするための方法
アンコール・ワットの朝日鑑賞をするには、大きく分けて以下の3つの方法があります。
ツアー参加の場合は、車がホテルまで迎えに来てくれます。ツアー会社からホテルのピックアップ時間を伝えられるので、メモしておきましょう。
個人で手配する場合は、以下の日の出の時刻を参考にしつつ、出発時間を決めましょう。秋分・春分の日や正月は混雑するので、早めに向かうのがおすすめです。
Klook.com朝日の時間の目安
下記は「日の出(太陽の上辺が地平線と一致)」の時刻です。
アンコールワットの中央塔の高さまで太陽が昇るのは、ここから20〜30分程度かかります。日が出て辺りが明るくなってからも、ぜひしばらく待ってみてください。
日の出前に少しずつ空が赤く染まっていくのも見応えがあります。日の出時刻の数十分前にはアンコールワットに到着しておくのがオススメです。
そうすると、午前4時30分〜5時くらいにはシェムリアップの街の中心部から出発することになります。アンコールワットは午前5時から入場可能です。
どの季節でも6時半ころまでには、日の出の時間を迎えています。あたりも明るくなって、帰っていく人もいますが、丸い太陽が中央塔の高さまで昇るまでには時間がかかります。
個人手配で朝日鑑賞へ行く方法
「特にガイドは必要ない」「ツアーには参加しない」ということであれば、アンコール・ワットまでの移動手段だけを確保すればオッケーです。
もちろん出発は朝早くなので、前日までに準備している必要があります。移動手段としても大きく2パターンがあります。
- トゥクトゥク
- レンタルバイク
- 車チャーター
トゥクトゥクで移動する際は、ドライバーにホテル/ゲストハウスまで来てもらいましょう。
街中のドライバーと交渉してということも可能ですが、宿泊するホテルで信頼できるドライバーを紹介してもらうのがおすすめです。
レンタルバイクを利用する場合は、前日までにレンタルし、ホテルの駐輪場に停めておくとよいでしょう。日を跨いでレンタルすることになるので、料金などはしっかり確認しておく必要があります。
トゥクトゥクやバイクでは、シェムリアップ中心部からアンコール・ワットまでは20〜30分程度でいくことが可能です。アンコールパス(アンコール遺跡群の入場券)を持っていない場合は、途中でチケット販売所に寄って購入をしましょう。
チケット販売所は早朝5時から開いています。
特に「1日券」は購入者で長蛇の列になっていることがあるので時間に余裕を持って行きましょう。
朝日鑑賞をした後、ホテルに戻って朝食。その後また別の遺跡へというプランもありですね!この場合もドライバーとの交渉が必要です。
現地グループ・ツアーに参加する方法
街中のいたるところで旅行会社を見つけることができます。
「朝日鑑賞ツアー(Sunrise Tour)」は人気があるため、ほぼ毎日催行されているので、そこで申し込みをするだけです。前日の申し込みでも受け付けてくれます。
このようなツアーの多くは、グループ・ツアー/英語ガイドとなっています。
また「朝日鑑賞だけ」ではなく、その後周辺の遺跡をいくつか巡り、13時前後に終了となるプランが多いです。申し込み方法はとても簡単!
- 旅行会社にて「朝日鑑賞ツアー」に参加したい旨を伝える。
- 氏名、滞在ホテル名(部屋番号まで)を記入して、料金の支払い。
- 参加申込書(レシート)を受け取る。
この際に、ピックアップ時間と担当者の連絡先を確認しておきましょう。
グループツアーの場合、当日の朝にツアー参加者をバスで順にピックアップして行きます。
ツアーに実際に参加した際、「ピックアップ時間は4時30分だよ」と伝えられましたが、実際にピックアップに来たのは20分ほど遅れて来ました。
ホテルの場所によっては、ピックアップ順が後になることもあります。
グループツアーでは必ずチケット販売所に寄ってくれるので、チケットを購入していない場合も安心です。
参加費
15USドル(1人あたり)
車両
ミニバン or マイクロバス
観光する遺跡
・アンコールワット
・アンコールトム(バイヨン、バプーオン、南大門)
・タプローム
ガイド
英語ガイドあり
スケジュール
【ピックアップ】4:30~4:50頃
【ツアー終了】12:30頃
途中レストランでの食事休憩あり(食事代は自己負担)
ツアー途中で、レストランでの食事休憩があります。しかし、遺跡エリアのレストランなので、食事代がとても高いです。味もそんなに良くない・・・。
軽食を自分で用意している方がいいかもしれません。
遺跡内での食事は禁止なので、飲食する場所にはご注意ください
Klook.com日系旅行会社のグループ・ツアーに参加
英語が苦手で、「現地でうまくツアーの予約ができるか心配」「日本語でのガイドツアーに参加したい!」という方は、事前に日系旅行会社のツアーに申し込んでおくのがおすすめ。
日本語ツアーは
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朝日鑑賞の際の注意点
ホテルを出発するのは、もちろん暗い時間帯です。アンコール・ワット入り口に到着してから、鑑賞スポットまで10分程度歩かなければいけませんが、街灯などがほぼありません。
朝日鑑賞に向かうお客さんはたくさんいるので、人の流れに沿って進んでいけば基本的に大丈夫です!
懐中電灯があると便利です。スマホのライトでもいいですが、丸1日の遺跡観光の場合、バッテリーが気になります。
また、日中は日差しがきつく、暑さが厳しいですが、明け方は冷え込むことがあります。1枚羽織るものがあるとよいでしょう。
アンコールワットでの朝日の鑑賞スポット
アンコール・ワットでの朝日の鑑賞の場合、いくつか人気のスポットがあります。
また、季節によって太陽が昇る位置が違います。「アンコール・ワットと朝日」の写真を撮りたい方は、以下を参考にしてみてください
「夏至のときは南側から」「冬至のときは北側から」と、対角線上になるような位置から見ると、アンコール・ワットの後ろから太陽が昇るように見えますよ!
聖池の前からの朝日鑑賞
アンコール・ワットでの朝日でもっとも人気のスポットは、この聖池の前からの鑑賞でしょう。朝日に限らず、多くの人がここから「逆さアンコール・ワット」の撮影をしています。
ポスターや写真などでもよく見かける構図ですね! 朝焼けが水面に反射して、尖塔のシルエットが浮かび上がる姿はとても幻想的です。
経蔵からの朝日鑑賞
アンコール・ワットの西参道の両脇には経蔵があり、こちらも多くの人が集まるスポットです。
アンコール・ワットに到着してから、朝日が拝めるまでに少し時間があります。経蔵に腰掛けながら、日が昇るのを待つ人が多くいます。
西塔門からの朝日鑑賞
アンコール・ワットからは少し距離が離れますが、一段高い位置から眺めることができます。また、経蔵と同じく、腰掛けながら日が昇るのを待つことができます。
朝日鑑賞のベストシーズン
アンコール・ワットの朝日はどの季節に見ても神秘的です。
しかし、雨が降ってしまっては朝日を拝むことができません。雲がなく晴れの日が多いという意味では、乾季の方が朝日鑑賞に向いていると言えるかもしれません。
雨季に綺麗な朝日が見れるかどうかは運次第ですね!
また、春分の日と秋分の日は、ちょうど中央塔の真後ろから朝日が昇るタイミングであり、一年の中でも特に貴重な日です。
この日は、観光客だけでなく、地元のカンボジア人も多く集まるため、とても混雑しています。
アンコールワットの朝日鑑賞|まとめ
アンコール・ワットの背後から昇る太陽はとても神秘的です。少し早起きをすることになりますが、その価値が十分あります。
シェムリアップを訪れた際は、ぜひ朝日鑑賞に行ってみてください!
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この記事では、アンコール遺跡で朝日鑑賞をする方法について解説します!