カンボジア旅行の目玉とも言える遺跡観光!
日本とは異なる部分もあるので「いったいどんな準備をしたらいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。せっかくの遺跡観光なら快適に楽しみたいですよね。
そこで今回は、カンボジアの遺跡を観光する際のお役立ち情報を一つの記事にまとめてみました! 服装や持ち物のポイント、そして遺跡見学の際のルールやマナーをご紹介しています。
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遺跡見学にオススメの服装
遺跡観光には基本的に動きやすい服装がおすすめ!
ただし、遺跡は神聖な場所なので、露出が多い服や華美な服装は避ける方がよいでしょう。
- 動きやすさ&涼しさがポイント!
- 長い距離を歩いても大丈夫な足元で!
- 膝と肩が出る服装はNG!
動きやすさ&涼しさがポイント!
カンボジアの遺跡観光の際、服装のポイントは「動きやすさ」と「涼しさ」の2つ!
時期によって気温は多少変化しますが、平均最高気温が30℃を超えるため、基本的に一年中暑い地域です。日本の夏服をイメージするとよさそうですね。
特に遺跡エリアは日陰が少ない場所も多く、直射日光が当たるためより暑さが厳しく感じられます。歩く距離も長くなりがちなので、暑さ対策はしっかり行っていきましょう!
帽子など、頭を日差しから守るアイテムは必須! 人によってはサングラスなどがあると良いかもしれませんね。
また、肌に直接日差しが当たると余計に暑さを感じることもあるので、日焼け対策も兼ねて薄手の羽織りものやストールなどがあると便利です。
カンボジアの土産物屋や市場で売られている「クロマー」と呼ばれる布は、スカーフやストールとして使えるだけでなく、手拭いのように汗拭きにも使えるので特にオススメ! 現地のガイドさんたちも首に巻いているのをよく見かけます。
クロマーはこちらの記事でも紹介
長い距離を歩いても大丈夫な足元で!
足元は、スニーカー・サンダルどちらでも大丈夫ですが、歩きやすい物を選ぶようにしましょう。遺跡見学は歩く距離が長いので、服装と同じく「動きやすさ」がポイントです。
遺跡の石の上は、場所によって滑りやすくなっている箇所もあります。大きな怪我につながることもあるので、安全のために歩きやすい靴で訪れるようにしましょう。
あまり選ぶ人はいないかと思いますが、尖ったヒールだと遺跡の石を傷つけてしまう可能性もあるので避けましょう(不安定な足場で高いヒールは危険です)
膝と肩が出る服装はNG!
カンボジアのすべての遺跡において、膝が見えるショートパンツやミニスカート、肩が露出しているキャミソールやタンクトップなどでの入場ができません。遺跡の入場を拒否されることがあります。
特にアンコール・ワット第三回廊へ入場の際の服装チェックは他よりも厳しめなので気をつけてください。第三回廊を訪れる際には帽子も脱がなければいけません。
現地の人々にとって神聖な場であることを理解した上で、リスペクトする気持ちを忘れずに見学したいですね
ちなみに、スカートに関して規定は無いのですが、場所によっては避けた方が無難なこともあります。
アンコール・ワットやバプーオンのように階段の傾斜が急な場所では、足にスカートが絡まったり、裾を踏んでしまったりすると危険です。また、クバールスピアンなどのように山道を登る遺跡の場合にも、ズボンの方が良さそうですね。
虫(蚊)に刺されやすい人は、できるだけ肌の露出を減らした方が良さそうです。ぜひご自身のタイプや訪問する遺跡に合わせて調整してみてください
遺跡見学にオススメの持ち物
遺跡周辺は、お店も限られているため、事前にシェムリアップの街中で準備しておきましょう。
また、虫除けグッズ、日焼け止めクリームなどは、自身の肌に合うものを日本から持ってくることをお勧めします。
水分は多めに準備しておく!
遺跡見学の際に絶対に欠かせないのが水分補給!
「普段そんなに水を飲まないんだけど・・・」という方も、日中の遺跡見学ではたくさん汗をかくので水分補給は欠かせません。
遺跡エリア内で飲み物を販売している所もありますが、街中よりも高いので、あらかじめ自分たちで多めに準備しておきましょう。ガイドさんやドライバーさんによっては、クーラーボックスに入った水をサービスで渡してくれる場合がありますよ。
また、水だけでなく塩分なども補給できるようなスポーツドリンクもおすすめです。日本の春休みからGW頃、カンボジアで特に気温が高くなるシーズンは特に熱中症に気をつけてくださいね。
スポーツドリンクの粉末があれば、ペットボトルの水にそのまま投入して手軽に飲むことができるので便利ですよ!
熱中症対策はしっかりと!
晴れた日には、塩飴があると嬉しいです。熱中症対策はしっかりと!
個人的にオススメのアイテム
次に、必須ではないけれどあると便利なアイテムをご紹介します。
まず、場所によっては日傘があると快適です。
たとえば、アンコール・ワットの長い参道やバイヨンの第一回廊にはほぼ日陰が無いので、そういった場所では日傘が役立ちます! ただし、アップダウンのある遺跡では手が塞がっていると危ないこともあるので気をつけてください。
また、男女問わず日焼け止めはオススメです! 個人差もありますが、赤くなりやすい人や、ヒリヒリ痛みやすい人はあらかじめ予防しておきましょう。汗をかきやすいので、ウォータープルーフの日焼け止めの方が使いやすそうです。
同じく虫除けアイテムもオススメです! デング熱など蚊が媒介する病気もあるので、できるだけ蚊に刺されないように注意しましょう。天然素材を使用したハーブ系の虫除けスプレーならシェムリアップ市内でも購入することができます。
もしくは日本から持ち運びできるようなベープを持ってくるのも良いかもしれませんね。実際に何度か使ったことがありますが、意外と効果はありました! 虫除けスプレーなどと組み合わせるとさらに効果抜群です。
コンパクトで使いやすい!
その他、人によってはあったら便利かもしれないモノもご紹介します。
最近はインターネットで色々と調べることができるので、持って行かない人も増えましたが、ガイドブックを1冊持っていると何かと便利です。必要な情報が凝縮されているので、いざというときに役立ちます。
無防備にスマートフォンを外で使っていると、ひったくりに遭うリスクもあります。その点、紙の本の方が安心かもしれませんね。スマホを外で使う場合には、周囲に気を配りましょう!
人気ガイドブックを徹底比較!
あとは、遺跡見学の場所やタイミングによっては、双眼鏡や懐中電灯などのアイテムも持っていると便利です。特に夕日鑑賞や朝日鑑賞の際は、暗くて足元が見えにくくなるので、十分気をつけてくださいね。
Klook.com遺跡見学の際のルールとマナー
遺跡を訪問する前に、見学時のマナーの確認をしておきましょう!
基本的には、日本の神社仏閣と同じように、信仰の場に対する配慮があれば問題ありません。
複雑なルールがあるわけではないので大丈夫です。
信仰の場に対するリスペクト
外国人観光客にとっては「観光地」の一つですが、現地の方々にとってはカンボジアの伝統と歴史を象徴するとても大切な場所です。
遺跡内に安置されている仏像・神像などはもちろんのこと、シンハやナーガなどの神獣にも敬意を払いましょう。
記念写真を撮影する際、ナーガ等の上にまたがったり、首の無い仏像の上に自分の頭を乗せたりするのはやめましょう!
また、ごく基本的なことではありますが、遺跡内で大声を出して騒ぐことも禁止されています。
普通の会話であれば問題ありません。ぜひじっくり遺跡鑑賞を楽しんでくださいね!
僧侶の方々に対する配慮
現在のカンボジアは仏教国ですが、日本で広まっている大乗仏教とは異なる部分がいくつかあります。
カンボジアで多くの人が信仰しているのは「上座部仏教」と呼ばれる仏教です。
僧侶の方々はオレンジ色の袈裟を身にまとっています。
カンボジアの人々にとって僧侶は尊い存在であり、敬意を持って接しなければなりません。
カンボジアにおいて、頭は精霊が宿る神聖な場所だと考えられています。僧侶に限らず、人の頭に手を当てたり、子どもの頭を撫でたりすることはタブーとされています。
禁止されている場所には立ち入らない
遺跡の中には、案内板や注意板が設置されています。
立ち入りが禁止されている場所には入らないようにしましょう。
遺跡が崩落する可能性があるので危険です。貴重な文化財であることを意識した上で、ルールを守りながら遺跡見学を楽しみましょう。
遺跡見学に関するよくある質問
ここでは遺跡見学に関して、よく寄せられる質問をまとめました!
ぜひカンボジアの遺跡観光の際の参考にしてみてくださいね。
「Cambodia Note」のInstagramやX(旧Twitter)のDMなどではシェムリアップ旅行に関する質問を受け付けているので、こちらに記載されていない内容で気になることがあれば、お気軽にご連絡ください
遺跡エリア内の休憩所とトイレ
現地ガイドさんの有無
Klook.com遺跡エリア内の犬とサル
アンコールパスの購入について
カンボジアの遺跡見学のポイントまとめ
ここまでカンボジアの遺跡観光の服装や持ち物のポイント、マナーや注意点などについてご紹介してきました。
服装や持ち物などは、基本的に日本の夏をイメージしてもらえればOKです。ぜひ自分たちのプランに合った準備をして、遺跡観光を快適に楽しみましょう!
日本との文化や宗教のちがいなども含めて、カンボジアならでの体験を満喫してくださいね。
Klook.com
ぜひ荷造りや出発前の準備の際に参考にしてみてくださいね!